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神経芽細胞腫で発現するポリシアル酸の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 10178204
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関信州大学

研究代表者

中山 淳  信州大学, 医学部附属病院, 講師 (10221459)

研究分担者 勝山 努  信州大学, 医学部, 教授 (90020809)
谷口 俊一郎  信州大学, 医学部附属加齢適応研究センター, 教授 (60117166)
研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード神経芽細胞腫 / ポリシアル酸
研究概要

平成10年度はまず12症例の神経芽腫群腫瘍(神経芽腫 7例,神経節芽腫 4例,神経節腫 1例)におけるポリシアル酸の発現パターンをポリシアル酸に対する特異抗体,12F8を用いて免疫組織学的に解析し,ポリシアル酸は神経節腫や神経節芽腫にくらべ悪性度の高い神経芽腫で強く発現していることを明らかにした.次に神経芽細胞腫培養細胞,SK-N-SHで発現するポリシアル酸は2種類のポリシアル酸合成酵素,PSTとSTXによって合成されていることをRT-PCR法により明らかにした.さらに,ポリシアル酸の発現レベルと神経芽腫の悪性度との相関を実験的転移アッセイにより解析するため,SK-N-SHにPST cDNAとSTX,cDNAを導入することでポリシアル酸をより強く発現する安定樹立株の単離を試みたが不成功に終わった.そこで,ポリシアル酸,N-CAMのいずれも発現していない低転移性マウス悪性黒色腫細胞,B16-F0にポリシアル酸転移酵素(PST,STX)cDNAとN-CAM cDNAを同時に,あるいはN-CAM cDNAのみを導入してポリシアル化N-CAMやN-CAMを発現するB16-F0を樹立し,これらの遺伝子導入細胞をC57BL/6マウスの皮下に注入して造腫瘍能の検討を行った.その結果,造腫瘍能は確認できたものの,ポリシアル化N-CAMやN-CAMの発現レベルはマウスの皮下組織内では著しく低下しており,これらの細胞を用いて実験的転移アッセイを行うことは困難となった.現在,マウスに注入してもポリシアル酸の発現レベルが低下しないような新たな遺伝子導入株を作製しており,今後はこれらの細胞を用いて実験的転移アッセイを行う予定である.

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Edgar,Ong: "Developmental regalation of polysialic acid synthesis in mouse directed by two polysialyltrans ferases, PST and STX." Glycobiology. 8. 415-424 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 中山,淳: "Polysialic acid, a unique glycan that is developmentally ragulated by two polysialyltransferases, PST and STX in the central nervous system." Pathol.Int.48. 665-677 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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