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セレクチンと糖鎖を介する細胞間コミュニケーション

研究課題

研究課題/領域番号 10178215
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関星薬科大学

研究代表者

辻 勉  星薬科大学, 薬学部, 教授 (00143503)

研究分担者 工藤 早苗  星薬科大学, 薬学部, 助手 (00267329)
研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1998年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードセレクチン / シアリルルイスX / 白血球 / TNF / 細胞接着 / 糖鎖リガンド
研究概要

活性化された血小板や血管内皮細胞に発現されるセレクチンと白血球膜の糖鎖を介した接着がもたらす白血球活性化の特性とその機構を明らかにする目的で研究を行った。
1) 抗シアリルルイスX抗体の単球からのTNF産生誘導能:炎症性サイトカインの一つである腫瘍壊死因子(TNF)の産生誘導に対する抗シアリルルイスX抗体の効果を検討したところ,IgM型(KM-93,2H5およびSNH-3)では強い誘導能が認められたが,IgG型(SNH-4)の抗シアリルルイスX抗体では誘導能は弱かった。また,セレクチンに対する糖タンパク質リガンドと考えられているPSGL-1(P-selectin glycoprotein ligand-1)に対する抗体(138)で単球を前処理することによりTNF産生の阻害が観察された。
2) シアリルルイスX糖鎖の発現とセレクチン依存的細胞接着の相関性:白血球病細胞株HL-60,U937およびCMKにおけるシアリルルイスX糖鎖の発現量とセレクチン依存的な細胞接着反応の関係について検討したところ,HL-60>U937>CMKの順で接着率が高く,シアリルルイスX糖鎖の総発現量とは相関しなかったが,PSGL-1に結合しているシアリルルイスX量との間に相関が認められた。
以上より,P-セレクチン依存的な白血球の接着および白血球活性化には,特定の糖タンパク質リガンドに結合したシアリルルイスX糖鎖およびそれらの存在状態が重要であることが推測された。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Sato,K. 他: "Laminin 5 promotes activation and apoptosis of the T cells expressing α3β1 integrin." Experimental Cell Research. 247巻. 451-460 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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