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RNAをターゲットとしたHIV複製の阻害剤の遺伝的スクリーニング

研究課題

研究課題/領域番号 10180208
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関東京学芸大学

研究代表者

原田 和雄  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (00301169)

研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1998年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワードHIV阻害剤 / RNA-タンパク質相互作用 / 細胞内検出系 / コンビナトリアル・ライブラリー / カナマイシン耐性 / ポリアルギニン
研究概要

我々はこれまでにRNA-タンパク質相互作用を細胞内で検出する系を開発した。この系を用いて、HIVの複製において重要な役割を果すRev-response element(RRE)に結合する新規ペプチドをコンビナトリアル・ライブラリーから遺伝的に同定することができた。さらに、これらのペプチドがRREの結合相手であるRevタンパク質による、RREを持つRNAの核外輸送を阻害することを明らかにした。このことから、特定のRNAを標的とするペプチドを用いることにより、HIV複製をさまざまなステップで制御できることが示唆された。しかし、現在のところ、このスクリーニング法を用いてRREと結合するペプチドの同定にしか成功していない。
本研究期間は、多様なRNAと結合するペプチドの同定が可能となるよう、ふたつの改良を行ってきた。まず、上述の実験系を用いてより多くの配列が検索できるよう、レポーター遺伝子であるLacZの代りにカナマイシン耐性遺伝子(NPTII)を挿入した。種々のRNAとポリペプチドを用いた実験の結果、LacZレポーターで見られた活性と対応するカナマイシン耐性が得られた。これによって、原理的には10^8〜10^9の配列からの「セレクション」が可能となった。次に、ライブラリーのデザイン法の改良を行った。アルギニンを豊富に含むペプチドがRNAとの特異的な結合に優れている点に注目して、ポリアルギニンに高い割合いで変異を導入したライブラリーを作製した。現在、このライブラリーの質をテストする意味で、まずRRE結合ペプチドのスクリーニングをはじめている。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Harada,K.: "In vivo selection of specific RNA-binding polypeptidos using a transcription antitermination reporter assay" RNA-Protein Interactions:A Practical Approach (ed.Smith,C.W.J.) IRL Press. 217-236 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2018-03-28  

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