研究課題/領域番号 |
10180211
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
伊藤 康彦 三重大学, 医学部, 教授 (00022872)
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研究期間 (年度) |
1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1998年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | FRP-1 / CD98 / Light chain / HIV / 細胞融合 / Fusion |
研究概要 |
(1) 抗マウスFRP-1mAbsの作製とその機能の解析 最初にマウスFRP-1を構成的に発現しているHeLa(HeLa/mFRP-1)細胞を樹立した。L929細胞をラットに接種し、免疫脾臓細胞とマウス形質細胞腫細胞を融合し、HeLa/mFRP-1細胞を抗原にして、抗mFRP-1抗体を分泌しているhybridomaをスクリーニングした。全部で19種の抗mFRP-1モノクローナル抗体を作製した。mFRP-1はalloantigenであり、そのalloantigenicityは1アミノ酸の違いに起因することが明らかになった。HeLa/HIVgp160細胞とL929/hCD4/hfusln細胞との混合培養の系に抗mFRP-1抗体を添加すると、3種の抗体が、多核巨細胞形成を阻害した。 (2) CD98のlight chainの遺伝子クローニング CD98/4F2のlight chainの遺伝子クローニングを行ったところ、507アミノ酸から構成され、11-12回膜を貫通している蛋白であることが明らかになった。アミノ酸トランスポーター活性を有すると思われる。その遺伝子は第16染色体に位置していることを証明した。 (3) FRP-1 ligandのクローニング 現在までの所、FRP-1 ligandのクローニングには成功していないが、骨肉腫由来細胞にFRP-1 ligandが高率に発現していることを突き止め、遺伝子クローニングを行っている最中である。
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