研究課題/領域番号 |
10180224
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
杉村 和久 鹿児島大学, 工学部, 教授 (80127240)
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研究分担者 |
中島 秀喜 鹿児島大学, 歯学部, 教授 (20192669)
橋口 周平 鹿児島大学, 工学部, 助手 (40295275)
古川 純康 鹿児島大学, 工学部, 教授 (10305154)
伊東 祐二 鹿児島大学, 工学部, 助教授 (60223195)
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研究期間 (年度) |
1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1998年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | ファージライブラリー / CTLA4 / ペプチドミメティックス / 分子設計 / 免疫応答 / ワクチン / コスティムユラ / T細胞 |
研究概要 |
リセプターとリガンドの結合は生体反応の要である。多くの場合、結合部位はペプチド鎖の折り畳まれた結果できる3次構造で規定され、結合に直接関与するアミノ酸は1次構造配列の各所に分散している。私どもはこの結合部分の3次構造を認識するモノクロナール抗体を用いてファージライブラリーを探査し、この抗体に結合するファージクローンを単離すれば、抗体が鋳型として働き、リセプターとリガンドの結合部位の3次構造を直接コピーする可能性を検討してきた。 私どもはTリンパ球に負のシグナルを送るCTLA4の3次構造を認識し、CTLA4とCD80/CD86の結合を阻害するモノクロナール抗体を用いてファージディスプレイライブラリーを探査し、2つの免疫制御ペプチド(F2とF6:15アミノ酸配列)を決定した。F2とF6はTリンパ球の増殖を10〜20倍に増幅する。本年度はこの免疫応答の増幅機構について解析をおこない、F2モチーフがCTLA4ミミックとして、T細胞の細胞表面に発現しているCTLA4からのネガティブシグナルを阻害することにより、結果的に免疫応答が増幅される可能性を明らかにした。この結果はCTLA4がワクチン開発の重要な標的分子であることを示した。現在、CTLA4のシグナルを阻害することによって発生する免疫応答への影響、特にTh1/Th2タイプの免疫応答の性状について、より詳細に検討中である。 また、ワクチン活性強化分子の研究として分子デザインのOptimization(適格化)および小分子化を試みワクチン(HIVと癌)への適用を検討中である。
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