研究課題/領域番号 |
10181105
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
小澤 敬也 自治医科大学, 医学部, 教授 (30137707)
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研究分担者 |
吉田 進昭 東京大学, 医科学研究科, 教授 (10250341)
北村 俊雄 東京大学, 医科学研究科, 教授 (20282527)
谷 憲三朗 九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (00183864)
竹田 潤二 大阪大学, 医学部, 教授 (50163407)
生田 宏一 京都大学, 医学研究科, 助教授 (90193177)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
159,100千円 (直接経費: 159,100千円)
2001年度: 41,300千円 (直接経費: 41,300千円)
2000年度: 40,400千円 (直接経費: 40,400千円)
1999年度: 38,700千円 (直接経費: 38,700千円)
1998年度: 38,700千円 (直接経費: 38,700千円)
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キーワード | 遺伝子治療 / 造血幹細胞 / 選択的増幅遺伝子 / コモンマーモセット / レトロウイルスベクター / 突然変異マウス / サイトカインレセプター / トランスポゾンシステム / コンディショナルターゲティング / サイトカイン / V-J組換え / 発作性夜間血色素尿症(PNH) / ジーンターゲティング / ケモカイン / クローン優位性 |
研究概要 |
体細胞あるいは生殖系列細胞の遺伝子操作を軸とした造血システムの研究を行った。 [造血幹細胞の直接的遺伝子操作] 1. 遺伝子導入造血幹細胞の選択的増幅システムの開発(小澤):新しいタイプの選択的増幅遺伝子として、分子スイッチにエリスロポエチン受容体を用いるものを開発し、従来型より効率が良いことを確認した。 2. 小型霊長類造血幹細胞の特徴化と遺伝子導入(谷):抗コモンマーモセットCD34単クローン抗体をクローン化した。GFP発現HIV(VSV)シュードタイプレンチウィルスベクターを用いて、コモンマーモセットCD34陽性細胞に遺伝子導入し、NOD/SCIDマウスへの移植実験を行った。 3. 幹細胞への効率の良い遺伝子導入法の開発(北村):ネコ内因性レトロウイルスRD114のenvを利用した新しいパッケイジング細胞PLAT-Fを樹立した。この系で作製したウイルスベクターで臍帯血由来造血細胞に遺伝子導入し、NOD/SCIDマウスへの移植実験を行った。 [発生工学的アプローチによる造血システムの解析] 1. 発生工学的手法を用いた造血・血管系システムの解析(吉田):リンパ浮腫を呈する突然変異マウスにおける血管からリンパ管への血流の移行に関して、小腸粘膜絨毛の毛細血管から中心リンパ管への移行に端を発している可能性が高いことが判明した。 2. IL-7Rのリンパ球増殖・分化シグナル(生田):IL-7レセプターのシグナル伝達分子のSTAT5が5'Jg1プロモーター領域に転写共役因子をリクルートし、ヒストンのアセチル化を介してTCRγ遺伝子座のクロマチン構造変換を促し、転写とDNA組換えを誘導することを示した。 3. マウストランスポゾンシステムを利用した造血系新規遺伝子の探索(竹田):個体内で効率よく移動するマウストランスポゾンを利用して網羅的遺伝子機能解析システムの樹立を推進した。
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