研究課題/領域番号 |
10181205
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
渡辺 すみ子 東京大学, 医科学研究所, 助手 (60240735)
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研究分担者 |
新井 賢一 東京大学, 医科学研究所, 教授 (00012782)
中畑 龍俊 東京大学, 医科学研究所, 教授 (20110744)
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研究期間 (年度) |
1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1998年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | サイトカイン / シグナル伝達 / コロニーアッセイ / トランスジェニックマウス |
研究概要 |
ヒトGM-CSFレセプター変異体、ヒトGM-CSFレセプターα鎖、β鎖キメラレセプター、およびG-CSFレセプター変異体のトランスジェニックマウスの作製を行った。ヒトGM-CSFキメラ型レセプター変異体(α/β、野生型β)を組み合わせるとJAK2の活性化がおこらないがその他全ての解析したシグナル伝達形は活性化されることを見いだし、このレセプターでトランスジェニックマウスを作製した。トランスジェニックマウスの骨髄細胞をヒトGM-CSF存在下でメチルセルロースカルチャーをおこなうと赤血球を含めた全てのコロニーが出現し、キメラレセプターも野生型同様細胞の系列を問わず強い増殖誘導因子であることがあきらかになった。さらに骨髄細胞からGM-CSFおよびSCF存在下でマスト細胞の培養を行うと、野生型同様にGM-CSF添加にマスト細胞が出現した。一方で胸腺細胞はGM-CSFの添加によりその増殖が強く阻害された。以上の結果はGM-CSFレセプターα鎖の細胞内部分はシグナル伝達に個体においても必要ではないことを示唆している。重症好中球減少症において好中球のG-CSFレセプターの片側のアリールに変異が起こりレセプターが細胞内中途で欠失していることが明らかになっている。この病態のマウスモデルを作製するためG-CSFレセプターの片側を細胞内部分途中から欠失させるようなトランスジェニックマウス2種およびコントロールとして野生型G-CSFレセプターを発現したトランスジェニックマウスを作製した。を作製した。
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