研究課題/領域番号 |
10181211
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
服部 雅一 京都大学, 医学研究科, 助教授 (40211479)
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研究分担者 |
湊 長博 京都大学, 医学研究科, 教授 (40137716)
岩井 一宏 京都大学, 医学研究科, 助教授 (60252459)
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研究期間 (年度) |
1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | SPA-1 / Rap1 / cell adhesion / C3G / 32D / integrin |
研究概要 |
本年度研究において、我々が単離したSPA-1分子について以下の点を明らがにした。 1. これまでSPA-1が低分子G蛋白Raplに対するGTPase活性化因子であることを試験管内GAP assayでのみ確認していたが、細胞内においてもRaplGAPとして機能することを証明した。 2. Tetracyclin発現誘導システムを用いてHeLa細胞においてSPA-1分子の強制発現を行うと細胞の円形化ならびに付着性の喪失が観察された。これとは逆にRaplのGDP/GTP交換因子であるC3Gの強制発現により細胞の大型化と偽足様突起の伸長が観察された。また、この細胞形態に及ぼすSPA-1分子の効果は細胞骨格への局在に依存していた。 3. 2の結果は、接着細胞のみならずマウスIL-3依存性造血系細胞株である32D細胞においても確認された。以上の結果は、これまでRas antagonistとしての機能のみが示唆されていたRaplが、細胞接着ならびに細胞の形態維持における調節因子であり、SPA-1がこの作用の調節に関与していることを強く示唆している。 4. 平行してSPA-1/Rapl系の生体内での役割をさらに明らかにする目的でSPA-1遺伝子破壊マウスの作製を試み、ホモ接合体マウスの作出に成功した。今後、同マウスの個体レベルでの造血系ならびに免疫系の解析から、SPA-1/Rapl系の生体内での役割を解明していく予定である。
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