研究課題/領域番号 |
10205202
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研究種目 |
特定領域研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 群馬大学 (1999-2001) 東北大学 (1998) |
研究代表者 |
中野 眞一 群馬大学, 工学部, 助教授 (30227855)
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研究分担者 |
山崎 浩一 群馬大学, 工学部, 講師 (00246662)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
9,700千円 (直接経費: 9,700千円)
2000年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1999年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1998年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
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キーワード | グラフ / アルゴリズム / 最適化 / 情報の可視化 / 可視化 / 平面グラフ / 描画 / マップラベリング / グラフ描画 |
研究概要 |
様々な分野でグラフを適切に自動描画する技術が求められている。一般に、グラフを適切に自動描画する問題は、適切さに関するいくつかの尺度を尺度間の優先順位を考慮しつつ最適化する問題として定式化できる。 本研究では、幾つかの基本的な描画に関する最適化問題を新たに定式化し、これを解くアルゴリズムを新規に開発した。また、既知の描画に関する最適化問題を、既知の手法より高速に解くアルゴリズムや、既知の手法より、よい解を求めるアルゴリズムを多数開発した。これらを、多くの国際会議や学術雑誌で発表することができた。 さらに、ソフトウェアとして実用的なグラフ描画システムを構築した。これまでに、グラフエディタ、システムの基本部分、幾つかの基本的な描画アルゴリズムの実装が完了している。将来、開発する他の描画アルゴリズムも容易にシステムに追加できる構成となっている。これらのソフトウェアをインターネット上で公開している。 また、ソフトウェアシステム開発に必要な、様々なアルゴリズムを開発することができた。入力となるグラフの全てを、重複も漏れもなく、高速に生成するアルゴリズムを開発した。これにより、全ての入力に対し、アルゴリズムをテストすることが可能となり、我々の描画システムの信頼性を向上することができた。扱うグラフのクラスごとに、グラフの生成アルゴリズムを設計し、これらを幾つかの論文として国際会議等で発表した。これらのアルゴリズムは理論的にも高く評価されている。
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