研究課題/領域番号 |
10208102
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研究種目 |
特定領域研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
細見 彰 筑波大学, 化学系, 教授 (00004440)
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研究分担者 |
茶谷 直人 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (30171953)
高井 和彦 岡山大学, 工学部, 教授 (00144329)
大嶌 幸一郎 京都大学, 大学院・工学研究科, 教授 (00111922)
西口 郁三 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (20026347)
平尾 俊一 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (90116088)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 反応活性種 / 有機ラジカル / カルベン / 立体化学制御 / ラジカル反応 / 1、3-双極子反応剤 / 活性化電子集積体・欠損体 / 電子移動型反応 |
研究概要 |
本研究課題で平成10年度から平成12年度の間に得られた成果を以下に示す。 下記に示すような研究者より構成された本研究班では、不安定反応活性種の2つの研究主題について研究した。これにより得られる成果や研究計画を種々の国内外の研究集会や、個々の研究者間での国内交流において、随時にお互いの研究成果や研究遂行上必要な学術情報・知見を交換・討論し、平成11年9月に札幌で日本化学会年会の会場に隣接して同時開催した全体会議により各研究者間の情報交換や、本調整班としての研究の方向や流れについて討論や意見交換を行った。特に、最近の情報伝達機能を十二分に利用して、電子メールによる情報交換を頻繁に行った、 各研究者の具体的な研究内容・計画を下記に示す。 細見彰:ラジカル、1、3-双極子などの反応活性種の生成法の確立と立体化学制御 大嶌幸一郎:新規ラジカル生成法の確立と立体制御 高井和彦:炭素ラジカルと陰イオンの連続発生とその利用における立体化学制御 茶谷直人:遷移金属触媒反応における立体制御 平尾俊一:立体化学制御を指向した遷移金属レドックス系で誘起される合成法の開発 西口郁三:電子移動型炭素-炭素及び炭素-ケイ素結合形成反応における立体化学制御 1.超活性反応種の生成法の確立と立体化学制御 有機ラジカルやカルベンなどの不安定活性種はその生成と反応制御・立体制御を含めてその化学は十分に解決されていないので本研究では、有機ラジカル、カルベン、イリド、1、3-双極子及び関連活性種の立体化学制御に焦点を絞って取組み、反応の予見性、広い一般性、高い選択性と効率性を兼ね備えた精密性、の3つの特徴をもつ新反応の開発を目的として研究した。 2.活性化電子集積体・欠損体における立体化学設計と制御 電子移動型反応により生成する「活性化有機電子集積体・欠損体」における立体化学制御に影響を及ぼす電子相互作用をはじめとする、水素結合、配位結合、ファンデアワールス力、双極子相互作用などの立体化学制御に影響を及ぼす因子について検討し、充実した3年間の成果を得た。
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