研究課題/領域番号 |
10209210
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研究種目 |
特定領域研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 高エネルギー加速器研究機構 |
研究代表者 |
岡田 安弘 高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 教授 (20212334)
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研究分担者 |
井上 研三 九州大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (90127978)
久野 純治 高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助手 (60300670)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
8,900千円 (直接経費: 8,900千円)
2001年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2000年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1999年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1998年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
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キーワード | 超対称性 / 大統一理論 / ニュートリノ / レプトンフレーバー / フレーバー物理 / Bファクトリー / 標準模型 / 現象論 / 超対象性 / CPの破れ / ミューオン / 超対称理論 / 大統一模型 / タウ粒子 / ブレイン / ホリゾンタル対称性 / 余次元 / ヒッグス粒子 / Bの物理 / 超重力 / ミュー粒子 |
研究概要 |
この研究では、主に超対称模型の現象論と模型の構築に関する次のような成果をあげた。 1.レプトンフレーバーを破る過程の研究 μ→eγ等のレプトンフレーバーを破る過程は超対称模型のスレプトンセクターのフレーバー構造を探るために重要であるとして注目されている。この研究では超対称大統一理論やシーソー機構によりニュートリノに質量を与える超対称模型で荷電レプトンのフレーバーの破れに関する種々な側面を調べた。つまりこれらの模型でもμ→eγ分岐比の計算、μ→3e過程のT不変性の破れの測定の可能性の検討、τ粒子崩壊におけるレプトンフレーバーの破れ、コライダー実験でのスレプトン混合の検証等将来の実験にとって重要な示唆を含む結果を得た。 2.クォークフレーバー物理やミュー粒子異常磁気能率による超対称性の探求 Bファクトリー実験やK稀崩壊実験ミュー粒子異常磁気能率により間接的に超対称粒子の効果を探る可能性について具体的な模型の計算により明らかにした。 3.新しい模型の提案 フォルミオン質量の階層性をホリゾンタル対称性で説明する模型や、スカラークォークの世代間に大きな質量差を生じる新しいタイプの模型を提案した。
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