研究課題/領域番号 |
10215208
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研究種目 |
特定領域研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 国立遺伝学研究所 (2001) 岡崎国立共同研究機構 (1998-2000) |
研究代表者 |
吉森 保 国立遺伝学研究所, 細胞遺伝研究部門, 教授 (60191649)
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研究分担者 |
堀内 久徳 京都大学, 医学研究科, 助手 (90291426)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
58,000千円 (直接経費: 58,000千円)
2001年度: 13,500千円 (直接経費: 13,500千円)
2000年度: 16,200千円 (直接経費: 16,200千円)
1999年度: 15,300千円 (直接経費: 15,300千円)
1998年度: 13,000千円 (直接経費: 13,000千円)
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キーワード | オートファジー / オートファゴソーム / Apg蛋白質 / ES細胞 / 異常蛋白質の蓄積 / 血小板 / 顆粒放出 / PKCα / エンドソーム / SKD1 / Beclin / Rab4 / 小胞輸送 / 優性阻害変異体 / 輸送再構成形 / 顆粒放出反応 / RabGTPase / AAA型ATPase / GFP / 受容体再循環 / Rab蛋白質 / Aab5 overlay法 / Aab5結合蛋白質 |
研究概要 |
1)オートファジー:オートファジーを担う膜構造オートファゴソームの形成には、Apg12-Apg5共有結合体が前駆体膜に結合する必要があることを見出している。今回、Apg12-Apg5共有結合体がさらに約700kDaの大きな複合体を形成していることを示し、その成分のひとつp63の構造を決定した。P63は新規の蛋白質で、ホモオリゴマーを形成しN末端でApg5と結合する。またオートファゴソーム膜に局在することを発見した別の蛋白質LC3のホモログのGATE16とGABARAPが、LC3同様のプロセシングを受けオートファゴソームに結合することを明らかにした。さらにApg5遺伝子を破壊したマウス胚性幹細胞では異常蛋白質を発現させると正常細胞より蓄積しやすいことを見出した。この結果はオートファジーが異常蛋白質除去に働く可能性を示唆するものである。 2)血小板放出反応:Streptolysin-Oにより形質膜を透過型にした血小板で、濃染顆粒に含まれるセロトニンとα顆粒に含まれるvon Willebrand因子の放出を測定する再構成系を確立した。それらの放出反応はATP・細胞質依存的であり、必須細胞質因子を精製し、PKCαと同定した。しかし、PKCαは十分因子ではなかった。現在、第2,第3の必須因子を同定中である。
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