研究課題/領域番号 |
10217207
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研究種目 |
特定領域研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 札幌医科大学 (1999-2000) 大阪大学 (1998) |
研究代表者 |
堀尾 嘉幸 札幌医科大学, 医学部, 教授 (30181530)
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研究分担者 |
竹村 晴夫 札幌医科大学, 医学部, 講師 (20106462)
八田 愼一 札幌医科大学, 医学部, 助教授 (60094223)
宮本 篤 札幌医科大学, 医学部, 助教授 (50166196)
種本 雅之 大阪大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (40303945)
稲野辺 厚 大阪大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (00270851)
倉智 嘉久 大阪大学, 医学部, 教授 (30142011)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
31,500千円 (直接経費: 31,500千円)
2000年度: 10,400千円 (直接経費: 10,400千円)
1999年度: 10,400千円 (直接経費: 10,400千円)
1998年度: 10,700千円 (直接経費: 10,700千円)
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キーワード | 黒質 / 海馬 / シナプス / CA3 / synaptophysin / カリウム / チャネル / ATP感受性カリウムチャネル / スルフォニル尿素受容体 / ニコランジル / 平滑筋 / binding assay / 内向き整流性カリウムチャネル / コンダクタンス / ATP / スルホニルウレア受容体 / ヌクレオチド |
研究概要 |
ATP感受性カリウムチャネルはチャネル(Kir)サブユニットとスルフォニル尿素受容体(SUR)サブユニットからなっている。このうち、SURサブユニットはチャネル活性を直接制御すると考えられ、SUR1とSUR2の2つの遺伝子が存在し、さらにSUR2についてはdifferential splicingによってできると考えられるSUR2AとSUR2Bの2つのisoformが存在している。これまで、Weaverマウスという黒質ドーパミン細胞が死滅するマウスについて、一部の黒質細胞が残存するが、この残存細胞はATP感受性カリウムチャネルを発現しており、その中でSURサブユニットではSUR1を発現しているとの報告があった。そこで、実際どのようなSURがどの時期に脳のどの部分でどのように発現しているかを調べるために、SUR1,SUR2AとSUR2Bの特異抗体の作成を試みた。培養細胞に発現させたSURサブユニットを用いて抗体の特異性を検討したところ、SUR2Bの抗体はSUR1も認識したが、SUR2AとSUR2B両者を認識する抗体を併用するとSUR1、SUR2A、SUR2Bの3つのサブユニットを区別することが可能となった。これらの抗体を用いて脳のSURの分布を調べたところ、それぞれのサブユニットで特異的な分布を示していることが判明した。特に、SUR2Bについては、海馬歯状回の顆粒細胞からのaxon(mossy fiber)を受けるCA3領域のstratum lucidumに強い発現がみられ、この発現はsynaptophysinの発現領域に一致しており、presynaptic terminalにSUR2Bは発現している可能性が示唆された。
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