研究課題/領域番号 |
10217208
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
宮川 都吉 広島大学, 大学院・先端物質科学研究科, 教授 (10116676)
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研究分担者 |
平田 大 広島大学, 大学院・先端物質科学研究科, 助教授 (30243603)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
36,500千円 (直接経費: 36,500千円)
2002年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
2001年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
2000年度: 8,500千円 (直接経費: 8,500千円)
1999年度: 8,700千円 (直接経費: 8,700千円)
1998年度: 9,400千円 (直接経費: 9,400千円)
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キーワード | ABCトランスポーター / 出芽酵母 / Ca^<2+>シグナル / 多剤耐性 / カルシウム |
研究概要 |
ABCトランスポーターが構造的に関連性のない非常に広範な薬剤を認識して排出する機構は不明である。 出芽酵母においてフルサイズのABCトランスポーターは約15種類存在するが、多剤耐性現象においては、Pdr5 ABCトランスポーターが圧倒的に重要な役割を果たしている。Pdr5は、極めて多種薬剤を認識して細胞外排出する。酵母のPdr5はABCトランスポーター機能解析の良いモデルと考えられる。そこで、特定薬剤に対する特異性を喪失した変異pdr5遺伝子を取得し、遺伝学的に解析し、Pdr5による薬剤認識の機構を解析した。PDR5遺伝子ORFをヒドロキシルアミン処理したプラスミドにより、pdr5破壊株を形質転換した。シクロヘキシイミド、スタウロスポリン、トリフルオペラジンまたはセルレニンを含む培地で各薬剤に対する薬剤耐性を試験し、調べた薬剤のいずれかの薬剤に感受性を示す株をその薬剤に対する感受性を失った変異と予想し選抜した。合計7各PDR5遺伝子の変異点をシークエンスにより決定し、各種薬剤に対する耐性、感受性の試験をした。変異点はORF全体に分散しており、各薬剤に特定の部位で対応しているのではなく、ABCトランスポーターの全体構造で対応している可能性が示唆された。
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