配分額 *注記 |
24,730千円 (直接経費: 24,100千円、間接経費: 630千円)
2001年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2000年度: 5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
1999年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
1998年度: 10,300千円 (直接経費: 10,300千円)
|
研究概要 |
脊椎動物には3次元的生活空間を営む生物(以後,3次元行動生物と略す)には魚類,両性類鳥類哺乳類の一部があり,その他の多くの生物は2次元的な生活を営なんでいる.これらの動物は重力空間で行動するという意味ではそれぞれ固有のストラテージを持っており,固有の行動様式を持っている.これらの生物に共通な外力(生存条件,不可避的条件)は重力である.地球上に棲む限りに於いてこのことは等しく共通の条件であるために,特別の環境下か特殊な個体で無い限り問題にされることは無い.一度特殊な環境,例えば重力の無い宇宙環境に生物が晒された時,そこには多くの解決しなければならない問題が生じると共に,我々にとって重力とは何であるかを再考しなければならない.本研究課題では、(1)頭部の非動化を解除し、自由に頭部を運動させ、その時に頭部運動を補償するような眼球運動が生じた時に、その眼球運動が(動く視対象)の運動をどのように修飾するかという点について、(2)精密な頭部運動ならびに眼球運動の計測を行い、被験者の運動印象の知覚との関連性を検証することを実験的に検討することを目的にしている.
|