研究課題/領域番号 |
10304015
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 国立天文台 |
研究代表者 |
佐藤 弘一 国立天文台, 地球回転研究系, 助教授 (80000173)
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研究分担者 |
西川 淳 国立天文台, 光学赤外線天文学・観測システム研究系, 助手 (70280568)
福島 登志夫 国立天文台, 天文情報公開センター, 教授 (70231735)
鳥居 泰男 国立天文台, 光学赤外線天文学・観測システム研究系, 助手 (50227675)
吉澤 正則 国立天文台, 位置天文・天体力学研究系, 助教授 (20126197)
大石 奈緒子 国立天文台, 位置天文・天体力学研究系, 助手 (60332160)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
33,690千円 (直接経費: 33,000千円、間接経費: 690千円)
2001年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2000年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1999年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
1998年度: 24,500千円 (直接経費: 24,500千円)
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キーワード | 光赤外干渉計 / 高角度分解能観測 / 恒星物理学 / 恒星視直径 / 連星 / 星周物質 |
研究概要 |
本研究は、超高角度分解能で天体観測を行うための可視光・赤外線領域における干渉計(光赤外干渉計:MIRA-I.2)を開発し、恒星および恒星周辺現象の観測を行い、その有効性を実証することを目的とする。10年度には、干渉光学系、干渉縞検出装置、制御装置等を検討、製作した。従来実験を進めてきた干渉計(MIRA-I.1)に組み込んで恒星の観測に使用し、明るい恒星のフリンジ検出に成功した。11年度には、MIRA-I.1干渉計の観測室にサイデロスタットを設置、製作を進めてきた干渉計装置を干渉実験室に設置、および、それらの試験を行った。また、30m基線の望遠鏡基台および観測室建設(2基)真空伝送路パイプ設置、等を行った。12年度には、MIRA-I.1干渉計観測室に光束縮小光学系、tip-tilt鏡等の光学系を設置し、星の光を干渉実験室に導くようにした(基線長6mのMIRA-I.2試験基線)。併行して、30m基線の新観測室、真空伝送路パイプ、等の整備を行い、光学系設置を行った。干渉実験室に、干渉光学系、干渉縞検出器、4分割位置検出器、真空精密遅延線の真空チェンバー等を設置し、試験を行った。13年度には、6m試験基線の干渉計装置を完成させて、6月末に数個の明るい恒星の干渉縞検出に成功した。この成功を受けて、8月には新観測室に、サイデロスタット、光束縮小光学系、tip-tilt鏡、等を移設し、基線長30mのMIRA-I.2本基線観測装置の本格整備を開始した。10月からは恒星の試験観測を開始したが、年度内の3月までには恒星の干渉縞を検出できなかった。その後、装置の改良を継続し、14年6月になって、MIRA-I.2本基線観測装置により、恒星の干渉縞検出に成功した。今後は、さらに装置の改良を進めて、恒星の半径、質量等の物理量決定が行える装置を完成させる。
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