研究分担者 |
田中 賢治 京都大学, 防災研究所, 助手 (30283625)
近藤 昭彦 千葉大学, 環境リモートセンシング研究センター, 助教授 (30201495)
戎 信宏 愛媛大学, 農学部, 助教授 (60176782)
吉田 弘 徳島大学, 工学部, 助教授 (10210717)
田中 隆文 名古屋大学, 農学研究科, 助手 (40192174)
開發 一郎 広島大学, 総合科学部, 教授 (60160959)
砂田 憲吾 山梨大学, 工学部, 教授 (20020480)
小池 俊雄 長岡技術科学大学, 建設系, 助教授 (30178173)
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配分額 *注記 |
31,900千円 (直接経費: 31,900千円)
2000年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
1999年度: 8,900千円 (直接経費: 8,900千円)
1998年度: 18,200千円 (直接経費: 18,200千円)
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研究概要 |
琵琶湖流域北東部において,高時川流域山間部の森林域,平野部の水田域,琵琶湖北湖中心部ならびに長浜市において,大気-陸面・水面間の放射・水・熱収支を常時詳細に継続する装置を設置し,同収支の日周変化,年内変化,年々変動の観測を継続して実施してきている.また,観測開始から2年間分に関しては,大気-陸面モデル,局地気象モデル,衛星情報とタイアップした解析を行ってきている. その中,水田では灌漑に関して人工的な要素が入ることから,農家へのインタビューならびに水田水位の独自の観測データをベースに灌漑モデルを構築した.また,衛星情報のデータベース化もはかった. 一方,森林域では1〜2ヶ月に一度の,また水田では夏期集中観測を毎年実施し,環境の大気場情報,リモートセンシング情報をベースにした概念的なモデル化をはかってきている.すなわち,湖陸風という現象を概念ベースとして4土地利用という空間的な広がり,日内,年内,年々変動という時間的な広がりの中で,陸面水文過程のスケール効果の解明を進めた. また,リモートセンシングとの関連では,水田ならびに森林域において植生のフェノロジーを光量子計による観測情報から得られるMDVIをベースに解明するとともに,NDVIと蒸発散量との関係を解析した.
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