研究課題/領域番号 |
10305040
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 北海道大学 (2000) 東京大学 (1998-1999) |
研究代表者 |
友澤 史紀 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (50211404)
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研究分担者 |
野口 貴文 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (80208321)
森永 繁 九州東海大学, 工学部, 教授 (60269107)
清水 昭之 東京理科大学, 工学部, 助教授 (50084356)
谷川 恭雄 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 教授 (70023182)
嵩 英雄 工学院大学, 工学部, 教授 (00286668)
千歩 修 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (10236127)
鎌田 英治 北海道大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (50001996)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
38,900千円 (直接経費: 38,900千円)
2000年度: 8,400千円 (直接経費: 8,400千円)
1999年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
1998年度: 24,900千円 (直接経費: 24,900千円)
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キーワード | 鉄筋コンクリート造 / 施工標準 / 性能規定 / 性能設計 / 性能水準レベル / 環境因 / 施工要因 / 国際調和 / 環境要因 / 鉄筋コンクリート / フレッシュコンクリート / 硬化コンクリート / 耐久設計 / 品質管理 / 検査方法 |
研究概要 |
本研究は、阪神・淡路大震災を契機とした建築物のより合理的な安全性の確保および規制緩和・国際協調の推進という時代要請に応えるために、建築基準体系を仕様規定から性能規定へ移行させる方向で検討がなされている中で、性能規定型建築基準に対応した鉄筋コンクリート工事施工標準のあり方、規定の方法、規定の内容などについて検討を行ったものである。実験的研究、解析的研究および研究者間の議論を通じて以下のような成果を得た。 1)性能規定型建築基準・性能設計に対応した、国際的にも普遍性をもつ合理的な鉄筋コンクリート施工標準のあり方・方向性を明らかにした上で、性能項目およびその表示方法・評価方法について考察を加え、可能なものについて提案を行った。 b)性能規定型建築基準を実際に活用するために、施工標準では承認基準を明確にすることが必要である。そのために鉄筋コンクリート工事施工標準において、設計上要求される多様な性能水準レベルと様々な材料・工事仕様との関係、および様々な環境境条件のもとで、様々な施工手段を用いて建設される実際の鉄筋コンクリート構造体の性能に及ぼすこれらの工事環境要因・施工手段要因の影響を、性能という概念の元に整理し、定量的に表現できる体系について考察した。 c)ヨーロッパにおいて、各国の建築コード、施工標準をハーモナイズした建築基準であるENスタンダードをCENが作成しているが、鉄筋コンクリートに関するEN規格の動向およびそれを基礎にしたISOスタンダードの動向を、現地に赴き、各国のキーパーソンに会って聴取し、調査した。 d)現状では、工学的に定量的な性能基準を確立することが困難な性能項目、および性能水準の検証方法が確定されていない性能項目について、性能規定化に対応するための工学的知見の蓄積を実験および理論を通じて行った。
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