研究課題/領域番号 |
10307016
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
友池 仁暢 山形大学, 医学部, 教授 (90112333)
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研究分担者 |
竹石 恭知 山形大学, 医学部, 講師 (40272067)
山口 清司 山形大学, 医学部, 講師 (30239892)
久保田 功 公立置賜総合病院, 医長 (30161673)
岡崎 三代 東京医科歯科大学, 教養部, 教授 (20013998)
大和田 一雄 山形大学, 医学部, 助教授 (60101010)
吉村 哲彦 山形県生物ラジカル研究所, 主任研究員 (70271517)
中村 秀範 山形大学, 医学部, 講師 (30240675)
宮脇 洋 山形大学, 医学部, 助手 (30261704)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
10,800千円 (直接経費: 10,800千円)
2000年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1999年度: 7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
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キーワード | 危険因子 / 高コレステロール血症 / 高トリグリセリド血症 / 虚血性心臓病 / 動脈硬化 / 急性心筋梗塞 / 食後高脂血症 / WHHL / 遺伝形質 / 高脂血症 / 遺伝要因 / 糖尿病 / 複合型高脂血症 / 冠動脈疾患 / インスリン抵抗性 / 遺伝様式 |
研究概要 |
1)急性心筋梗塞の発症状況の地域における把握と危険因子の解析 山形県(人口124万)全体における急性心筋梗塞の発症状況を調査した。発症に関わる要因とその地域差を検討し地域内における偏りがあることが明らかになった。発症に日内変動があり、年齢によってその様相が異なる事を見出した。又、急性期治療の有用性を見出した。 2)動脈硬化の危険因子としての高脂血症、糖尿病 高トリグリセリド血症が動脈硬化の進展に関与しているかを明らかにする為、WHHL家兎から系統として分離した高トリグリセリド血症家兎(TGH)と250mg/dl以下を示す低トリグリセリド血症(TGL)家兎を対比した。TGH、TGL共に遺伝素因としての高コレステロール血症を共通に持っていることを、LDL受容体遺伝子の解析から明らかにした。粥状硬化の広がりを大動脈と冠動脈について調べた。大動脈弓部はTGHにおいて4ヶ月齢のみ粥腫の広がりはTGLより高度であった。冠動脈についてはTGHとTGLの間に有意差を認めなかった。従って、粥腫形成に及ぼす高トリグリセリド血症の影響は高コレステロール血症ほど強くないことがわかった。TGHの耐糖能はTGLより低下しており、糖尿病のモデルとしての可能性を秘めている事がわかった。 3)食後高脂血症家兎の分離 絶食時の血清脂質は正常範囲であっても高トリグリセリド血症を示す家兎を遺伝的に純系として分離することが出来た(国内と米国に特許申請)。
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