配分額 *注記 |
36,000千円 (直接経費: 36,000千円)
2000年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1999年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
1998年度: 29,800千円 (直接経費: 29,800千円)
|
研究概要 |
1. アイカメラを用いたユーザオブジェクトの計測 多機能ワープロに代表される一般ユーザ向けパッケージソフトウェア(アプリケーションソフトウェア)におけるユーザオブジェクトの計測を目的として,それらソフトウェアのGraphical User Interface(GUI)上でユーザが注視するGUI部品(メニュー項目やGUIボタンなど)を正確に,かつ,継続的に特定する方式を提案し,提案に基づくインタフェース(視線インタフェース)を試作した. 2. 機能実行履歴に基づくアウェアオブジェクトの計測 アプリケーションソフトウェアにおけるアウェアオブジェクトの計測を目的として,それらソフトウェアのGraphical User Interface(GUI)上での(ユーザによる)ソフトウェア機能実行履歴を,ネットワークを介して収集,記録する方式を提案し,提案に基づく機能実行履歴収集システムを試作した. 3. システムオブジェクトに関する情報のユーザへの提供 アプリケーションソフトウェアが提供するシステムオブジェクトの情報をユーザに提供することで,ユーザにとって有用なシステムオブジェクト(機能)の発見を支援する方式を提案し,提案に基づくユーザ支援システムを試作した.試作システムを用いた適用実験では,のべ9名の被験者は平均63.7個の機能(システムオブジェクト)を有用な機能の候補としてシステムより提示され,そのうち平均16.1個の未知機能を発見することが出来た.また,発見した未知機能のうち,被験者が実際に有用であると答えた機能の割合は,Microsoft Word 2000では平均39.2%,Power Point 2000では平均46.3%であった.
|