研究課題/領域番号 |
10308025
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
中西 正己 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (60025434)
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研究分担者 |
中山 英一郎 滋賀県立大学, 環境科学部, 教授 (50108982)
和田 英太郎 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (40013578)
川端 善一郎 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (80108456)
占部 城太郎 京都大学, 生態学研究センター, 助教授 (50250163)
紀本 岳志 (財)海洋化学研究所, 研究主事
熊谷 道夫 滋賀県琵琶湖研究所, 専門研究員 (40234512)
山村 則男 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (70124815)
東 正彦 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (40183917)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
35,800千円 (直接経費: 35,800千円)
2000年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
1999年度: 8,100千円 (直接経費: 8,100千円)
1998年度: 23,000千円 (直接経費: 23,000千円)
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キーワード | 琵琶湖 / 生態系モデル / プランクトン群集 / 食物網 / 多重拡散対流系 / 鉛直分布 / 炭素・窒素・リン / 物質循環 / モデル / 環境変動 / 生態系 / 物理・化学・生物相互作用 / 生物・化学・物理相互作用 / 水温躍層 / 生物・化学・物理成分日内変動 / 溶存酸素極小層 / 琵琶湖予測モデル |
研究概要 |
平成10-11年度は、「琵琶湖標準モデル」の開発に必要な情報として、湖沼の物質循環を担うプランクトン群集-ウィルス、バクテリア、ピコ藻、ナノ藻、マイクロ藻、鞭毛虫、甲殻類動物プランクトンなど-の生物量、摂食速度、それを支える栄養塩の時空間的変動を調べた。また、水温躍層形成期(5月)-安定期(8-9月)-循環期(11-12月)にかけて週一回の頻度で植物プランクトンと栄養塩・光の鉛直分布の調査を行った。水の鉛直混合の強さにより、植物プランクトンの鉛直分布パターンは大きく異なることが判明した。 平成12年度は平成10-11年度に得られたプランクトン群集に関するデータと過去10年間に得られた物理・化学・生物の諸量を基に琵琶湖をモデルとした湖沼生態系に関する5つのモデルを構築した。 1.「湖沼生態系の多重拡散対流モデルの開発」 粒子沈降に駆動される熱と懸濁物質の二重拡散対流は表水層の熱とともに、植物プランクトンなどの粒状物質と溶存物質を容易に巻き込み、多様な物質が湖内を循環する多重拡散対流系であることを明らかにした。 2.「琵琶湖の水温・水質鉛直分布の季節変動モデルの開発」 水温躍層の季節変動の生態系に及ぼす影響を再現するため、運動量方程式に熱輸送方程式、乱流拡散方程式を結合したモデルを開発した。 3.「生態系物質循環モデルの開発」 主要な生元素である炭素・窒素・リンがプランクトン群集内の食物網を通してどのように循環するかを基本にしたモデルの開発を行った。 4.「植物プランクトンの鉛直分布モデルの開発」 5.「植物プランクトンとバクテリアの生態系共存モデルの開発」
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