研究分担者 |
鈴木 淳 国文学研究資料館, 整理閲覧部, 教授 (40162953)
丸山 勝巳 国立情報学研究所, ソフトウェア研究系, 教授 (60280533)
上野 洋三 国文学研究資料館, 整理閲覧部, 教授 (30046502)
北村 啓子 国文学研究資料館, 研究情報部, 助手 (60204913)
田渕 句美子 国文学研究資料館, 整理閲覧部, 助教授 (80222123)
野本 忠司 国文学研究資料館, 研究情報部, 助教授 (20321557)
山崎 誠 国文学研究資料館, 文献資料部, 教授 (70094696)
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配分額 *注記 |
32,200千円 (直接経費: 32,200千円)
2000年度: 5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
1999年度: 9,500千円 (直接経費: 9,500千円)
1998年度: 17,000千円 (直接経費: 17,000千円)
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研究概要 |
1.「著作典拠データベース」の完成と改訂 著作典拠ファイルのデータを専門家の観点から点検し,日本の古典籍の基本台帳となる「著作典拠データベース」に仕上げた。さらに「著作典拠データベース」をオブジェクト指向データベースに移植し,当館が形成してきた「古典籍総合目録」「マイクロ資料目録」「和古書目録」の各目録データベースをリンクさせることができる基幹データベースに作り替え,インターネットで利用できる検索システムを開発し,特定の専門家に試用評価を行った。また,「著作典拠データベース」に対して,『国書総目録』の課題として指摘されている,古典籍版本の版と刷,書名著者名の「読み」の分析,『国書人名辞典』(岩波書店刊)との関連付けなどの改訂を試みた。 2.統合古典籍データベースシステムの開発による目録データベースの統合化 従来メインフレームのリレーショナル型データベースで運用してきた「古典籍総合目録データベース」をオブジェクト指向データベースに移植し,包括的なシステム(「統合古典籍目録データベース」)に作り替えた。そこに『国書総目録』の全データを吸収入力できるようにするため,『国書総目録』と『古典籍総合目録』のデータ構成を分析,相互の統合調整をし,データ設計を行った。続いて,「マイクロ資料目録データベース」,「和古書目録データベース」を統合する為,目録データの調査,リンク情報の作成,システムの開発を行った。さらに,統合化された目録データベースをネットワーク上で公開するための検索システムを設計し,外注により仕上げた。 3.「統合古典籍データベース」の古典籍調査への利用に関する研究 古典籍調査を行うフィールドワークの現場で「統合古典籍データベース」を利用する『ネットワークを利用した分散環境での共同型データベース構築方式』のモデルの検討を行い,調査現場で統合古典籍データベースを参照し,対象の古典籍を体系的に位置づけつつデータベースに加え,相互に典拠とする分散共同方式の書誌調査に実用化の方向付けを行った。
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