研究課題/領域番号 |
10355023
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
両角 光男 熊本大学, 工学部, 教授 (50040449)
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研究分担者 |
村上 祐治 株式会社, 構造計画研究所, 主任研究員
位寄 和久 熊本大学, 自然科学研究科, 教授 (00244103)
山口 重之 京都工芸繊維大学, 繊維学部, 教授 (00029266)
川角 典弘 京都工芸繊維大学, 繊維学部, 助手 (30252547)
本間 里見 熊本大学, 工学部, 助手 (60284741)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
21,500千円 (直接経費: 21,500千円)
2000年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
1999年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
1998年度: 12,400千円 (直接経費: 12,400千円)
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キーワード | コラボレーション / インターネット / ホームページ / 設計教育 / 運用実験 / CAD / グループウエア / イントラネット / グループウェア |
研究概要 |
1.設計情報の流れに着目した建築設計コラボレーションの作業モデルを提示すると共に、在来のコミュニケーション技術の可能性と限界を検討し、システム開発の条件や検討課題を整理した。これを受け、次の2つのシステムを開発した。 2.複数の設計者がそれぞれのCAD画面を通してモデルを操作しながらブレーンストーミングできるシステム:GW-CADを開発した。運用実験を通し、通信回線網の容量拡大や複数のアプリケーションを並列して眺められるような高精細ディスプレイの普及により、システムの機能が一段と生きることなどを報告した。 3.ホームページ形式の設計情報交換用 4.グループウエア:GW-Notebookを開発し、概要とその運用方法、試験運用を踏まえたシステムの機能評価を述べた。設計演習授業などで試験運用を重ねながら改訂を重ねており、安定したシステムが構築できた。 5.GW-Notebookの機能拡張に備えるため、別途2つのサブシステムを開発した。(1)ホームページの画面上で、設計情報を表示した複数のウインドウを並べ変え操作しながら思考し討論するツール:Visual Pinup Boardと、(2)設計過程で作成される大量の設計案を、案展開の前後関係を手掛かりに整理し視覚表示するツール:3D Design Proposal Viewerである。 6.GW-Notebookの機能を生かして受講者相互の情報共有の環境を高度化すると共に、相互触発の機会を増やすことを意図した設計教育プログラムを提案した。熊本大学における実験を考察し、その効果や応用可能性を報告した。 7.本研究は当初の目的を十分達成できた。今後もシステムの運用実験と拡充改良を継続する。特に実務に即した試験運用とそれを踏まえたシステムの改良が課題である。開発したシステムは公開する計画である。
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