配分額 *注記 |
21,320千円 (直接経費: 20,900千円、間接経費: 420千円)
2001年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2000年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1999年度: 7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
1998年度: 10,200千円 (直接経費: 10,200千円)
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研究概要 |
1.研究目的 本研究は,青果物の鮮度保持期間を従来より延長することが可能な二元調湿換気式低温貯蔵庫(以下,二元庫)の実用化研究を行おうとするものである。二元庫の合理的設計と効率的利用のための工学基礎理論を構築することを目的に,青果物の基礎特性の測定から,準実用規模における青果物の貯蔵条件に至るまでの総合的な研究を行い,二元庫の実用化の研究を行い,二元庫の実用化の可能性について考究する。 2.研究成果 1)設計建設した2.5坪型の二元庫4室のラッパールーム内の温湿度変動は,普通庫の±1.5℃,±5%RHに対し,二元庫は±0.3℃,±2%と小さく高精度の温湿度条件が得られた。2)ニガウリは,35℃の温水に30分間浸漬した後,5℃,90〜95%RHの条件で貯蔵すると,貯蔵寿命は普通庫の2週間に対し,二元庫は3週間であった。3)ケールの商品寿命は25℃での2日間,1℃の普通庫での38日間に対し,1℃,95%RHの二元庫では48日間であった。4)サツマイモは50℃,130分の条件での温水加熱処理の有無に拘らず,14℃±0.3℃,85〜90%RH,4分間換気/回・24hrの条件で,発芽もカビ発生もなく1次的には8ヵ月間,2次的には12ヵ月間貯蔵できた。5)マンゴ,バナナ,ネッリは減率乾燥速度式に従って乾燥し,果実表面積の減少過程の画像解析から乾燥速度定数の推算が可能になった。6)ハイブリッド・クーラ出口における準定常および非定常状態の温度と絶対湿度は,階層型ニューラルネットワークを用いて,高精度に予測できた。
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