研究課題/領域番号 |
10357018
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 愛知学院大学 |
研究代表者 |
河合 幹 愛知学院大学, 歯学部, 名誉教授 (50064788)
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研究分担者 |
小浜 源郁 札幌医科大学, 歯学部, 教授 (80014009)
鈴森 薫 名古屋市立大学, 医学部, 教授 (80117829)
夏目 長門 愛知学院大学, 歯学部, 特殊診療科教授 (90183532)
高戸 毅 東京大学, 医学部, 教授 (90171454)
作田 正義 大阪大学, 医学部, 名誉教授 (00028755)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
30,600千円 (直接経費: 28,500千円、間接経費: 2,100千円)
2001年度: 9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
2000年度: 6,700千円 (直接経費: 6,700千円)
1999年度: 7,100千円 (直接経費: 7,100千円)
1998年度: 7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
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キーワード | 口唇裂 / 口蓋裂 / 先天異常 / 予防 / 疫学調査 / 緑黄色野菜 / 計画妊娠 / 栄養指導 / 口唇口蓋裂 / 予定妊娠 / 予防妊娠 |
研究概要 |
1.将来的な本症予防法確立に向け、本邦初の調査として、これまでの知見から可能な限りの母体環境改善指導を行った上での予防効果について検討を行うため、口腔外科医、産婦人科医、食物栄養学者の連携体制を整えた。2.班会議を重ね、原案をもとに意見交換を行い、参加同意書、家族歴や環境因子や出産児に関する調査用紙を作成した。研究協力を依頼する医療関係者ならびに調査参加者の理解を深めるため、妊娠一般、食生活、先天異常、口唇・口蓋裂等に関する解説書を、「まだ見ぬわが子のために-親としてできるだけのことをしたいという気持ちから-」(六法出版者)として出版し、ビデオも制作した。また、食生活記録用小冊子「食事メモ」も用意した。3.予防の試みとして母体環境改善を行うにあたり、計画妊娠を前提とし、妊娠前から産婦人科を受診し血液検査等、各種検査を受け、必要があれば貧血治療などを実施し、これと平行して食事記録より専門家から書面による個人指導を行うシステムを確立した。ビタミン剤等は簡便であるが、本症に対する予防効果が確証されていない現在、日常生活において特に問題のない参加者にこれらの服用を勧めることは、倫理的観点から研究分担者間で合意に至らなかった。そこで、特に葉酸400μg/日以上を目標としたバランスの良い食事を指導することとした。4.平成11年10月より、体制の整った施設より調査を開始した。平成13年10月現在、実際に食事調査を実施した参加者が28名、出産に至った症例が4例、妊娠中の症例が4例となった。参加者ならびに担当の産科医にアンケートを行い、問題点を検討した。5.班会議は年間2回ずつ、合計8回開催した。総括では、今後さらに症例数を増やすため、研究体制の維持について、研究分担者から同意を得た。6.本研究のこれまでの成果について、英文雑誌への投稿を準備中である。
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