研究課題/領域番号 |
10358001
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
小林 寛道 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (60023628)
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研究分担者 |
松垣 紀子 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助手 (00257081)
藤崎 巌 セノー株式会社, 開発本部・製品開発部, 次長(研究職)
杉田 正明 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助手 (60235885)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
27,120千円 (直接経費: 25,800千円、間接経費: 1,320千円)
2001年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2000年度: 5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
1999年度: 7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
1998年度: 8,200千円 (直接経費: 8,200千円)
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キーワード | 中高齢者 / レジスタンストレーニング / 筋力トレーニング / マシントレーニング / 体幹筋力 / 体幹深部筋のトレーニング / 認知動作型マシン / 歩行能力改善 / 体幹深部のトレーニング / 認知動作マシン / 総合筋力トレーニング / トレーニングマシン / マシンシステム / 運動能力向上 / 走能力向上 / 複合関節型マシン / 中高齢者の筋力トレーニング / スウィム型トレーニング / 体幹筋力トレーニング / インナーマッスル / 短縮性筋力発揮マシン / レジスタンス トレーニング / 中高齢者のトレーニング / 船漕ぎ型トレーニング / ゴルフスウィングトレーニング / インナーマッスルトレーニング / 体幹部のトレーニング |
研究概要 |
中高齢者に対する運動指導では、有酸素運動とともに、レジスタンストレーニングの必要性が指摘されるなった。本研究は、単に筋力を増強するということだけではなく、運動の遂行能力を高めるとに有効な筋の使い方を身につけ、同時に筋力トレーニング効果が得られるトレーニングマシン(認知動作型トレーニングマシンと命名)の開発を目標とした。初年度(平成10年度)には、舟漕ぎ動作型体幹筋力トレーニングマシンおよびゴルフスウィング動作型体幹筋力トレーニングマシン(日米特許取得済)を作成し、平成11年度には、車軸移動式自転車エルゴメータ(日米欧特許申請中)および全身的総合筋力トレーニングマシンIII(ベッド移動式プル動作型体幹筋力トレーニングマシン)(特許申請準備中)、平成12年度には、歩行・走行能力改善トレーニングマシン(日米加特許取得済みのスプリントトレーニングマシンの簡易型)、平成13年度には、簡易型歩行・走行トレーニングマシンを開発した。これらのトレーニングマンンの特徴は、(1)運動動作の学習および動作矯正効果をもつ。(2)複合関節関与型。(3)重力負荷や重力加速度の影響が少ない。(4)人体の構造に自然で無理な力がかからない。(5)体幹深部の筋群(体深筋)のトレーニングが可能である。(6)トレーニングの基本動作条件以外の部分では、身体操作上の自由度が大きい。(7)トレーニング動作の遂行にあたって,上位中枢(特に脳)の関与が大きい。(8)伸長・短縮性筋収縮の筋活動様式による筋トレーニングが無理なく効果的におこなわれる。本研究によって開発されたトレーニングマシンは、これまでのトレーニングの方法では得られなかった多様な身体への刺激をともない、中高齢者の全身的筋力を無理なくトレーニングする上で、画期的な方法であると考えられる。これらの開発されたマシンを組み合わせることによって、当初目標とした「中高齢者向け総合筋力強化トレーニングマシンシステム」が一応完成したといえる。今後は本システムを改良することによって、低体力の高齢者や運動機能回復のためのトレーニングマシンへと応用開発することが可能である。
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