研究分担者 |
西岡 伸紀 兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (90198432)
川畑 徹朗 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (50134416)
大澤 清二 大妻女子大学, 人間生活科学研究所, 教授 (50114046)
渡邊 正樹 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (10202417)
勝野 真吾 兵庫教育大学, 学校教育学部, 教授 (70098523)
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研究概要 |
本研究は,Scientific Fact Approach,Scare Technic Approach,Self-Esteemを高める方法,Skill Approachの手法等を組み合わせた薬物乱用防止教育の各教科間のクロスカリキュラムを研究,開発するとともに,CD-ROM教材を開発・作成し,マルチメディアを活用した指導を実際に行いその結果を評価,検討することによって,効果的な薬物乱用防止教育方法を開発することを目的とした. CD-ROM教材の開発に当たり,平成10年度は各共同研究者との連携体制を整えた後,わが国,及び諸外国の薬物乱用防止教育の教材内容や学校教育におけるカリキュラムの分析を行い,その系統化,構造化をはかり,かつ各国の学校教育におけるカリキュラムを検討した.わが国の学校で可能なクロスカリキュラムを検討するとともに,そのカリキュラム実行上の効果的な指導方法,内容を検討した.それに基づき,薬物精神医学や健康教育学の専門家により,CD-ROMを教材化した. 平成11〜12年度は完成したCD-ROM教材を活用した学習指導案を立案し,中学校教員を交えて検討を行った.実験授業を実践するにあたり,対象校における実験プログラムと授業効果を判定する評価用紙を作成し,後にプログラムに基づく実験授業を展開した.実験授業の成績について本研究に関わった各分野の専門家により,薬物乱用防止教育とマルチメディア教育について,研究の成果と併せて検討会を行い,今後のマルチメディア教育に関する提言を行った.
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