研究分担者 |
大高 泉 筑波大学, 教育学系, 教授 (70176907)
細矢 治夫 お茶の水女子大学, 理学部, 教授 (10017204)
坂元 昂 メディア教育開発センター, 所長 (00016338)
川上 昭吾 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (10033896)
吉田 俊久 埼玉大学, 教育学部, 教授 (90016395)
松川 正樹 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (30127914)
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研究概要 |
1.「総合的な学習の時間」の単元カリキュラム開発の理論モデルの構築:伝統的な教科内容の理解や知識の蓄積でなく,身近な題材を出発点に,体験・実験観察・制作の課題探究の過程で,"発見と創造"の連鎖を繰り返しながら,"科学的な問い"と"課題探究能力"を獲得・育成を中核にしたトランスデシプリン(未知の知識・学問体系を創りあげる力)を目指す単元カリキュラム構成の理論モデルを提案した。 2.小学校および中学校「総合的な学習の時間」の単元カリキュラムの開発:総合的学習の理論と実践例データベースを整理し,そのバックボーンに科学教育を置き,自然科学指向(物化生地を統合),社会指向(環境,エネルギー,危険,安全等),人間指向(遺伝・進化,健康等),技術指向(情報,製造等)を下位領域に,小学校・中学校9ケ年間の単元カリキュラムの構成試案を提案した。具体的には,(1)自然科学・環境への対応(a大気汚染,b水の汚染,c自然等),(2)情報教育への対応(情報処理の基礎,検索技術,ネットワーク活用等)等の総合的学習に相応しいカリキュラム開発と実践的試行を試みた。特に,子ども・教師にとって,未知の分野で課題に挑戦しながら課題解決していく探究能力形成を目的とする単元カリキュラム開発,インターネット利用の共同学習環境を整備した。 3.「実験観察と探究と発見」を基盤にした新しい科学教育に対応した学習評価法の開発と試行:課題の現象の観察,実験観察を通し,現象を探究・発見しながら総合的な科学的知識や科学的探究能力,興味関心,探究的態度の形成過程,成長過程と指導の改善に役立てるオーセンティック評価(真正な評価,Authentic Assessment)のためのポートホリオ評価法(Portfolio Assesment)を試作・提案してきた。
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