研究課題/領域番号 |
10410024
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験系心理学
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
西川 泰夫 北海道大学, 大学院・文学研究科, 教授 (70053642)
|
研究分担者 |
辻 敬一郎 中京大学, 心理学部, 教授 (20023591)
大山 正 放送大学, 客員教授 (50008942)
詫磨 武俊 (詫摩 武俊) 東京国際大学, 人間社会学部, 教授 (90086934)
高砂 美樹 山野美容芸術短期大学, 助教授 (40261763)
佐藤 達哉 福島大学, 行政社会学部, 助教授 (90215806)
溝口 元 RISSHO UNIV.Fac. of Social Welfare. Prof. (80174051)
児玉 斉二 NIHON UNIV.COLLEGE OF HUMANITIES AND SCIENCES.Prof. (50059169)
SUZUKI Yuuko NIHON UNIV.COLLEGE OF HUMANITIES AND SCIENCES.Assitant (70328657)
|
研究期間 (年度) |
1998 – 2000
|
研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
|
配分額 *注記 |
7,300千円 (直接経費: 7,300千円)
2000年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1999年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
|
キーワード | 日本の心理学史 / 心理学史資料館 / 心理学史・心理学論 / 心理学史の時代区分 / 日本の心理学を担った先達たち / 教育制度史(大学)の中の心理学 / 歴史的心理学実験機器 / 学名の由来と語源 / スイスにおける日本人心理学者 / 心理学史・心理学論\の足跡 / 実験心理学史 / ドイツにおける日本人心理学者の足跡 / ドイツ、オランダの心理学史資料館 / バーチャル・アーカイブ / 心理学史資料館(アーカイブ) / 日本の現代心理学の先人たち / 明治・大正期の留学生たち / アクロン大学アメリカ心理学史資料館 / クラーク大学資料館 / ジョンス・ホプキンス大学資料館 / ハーバード大学歴史的科学機器コレクション |
研究概要 |
1 当研究計画のレビューを受けるため、各年度に渡って次に記す資料館などを訪問するとともに各所において日本の心理学史にかかわる先達たちの資料の発掘収集あるいは足跡を訪ね所定の目的を達成した。訪問先は、アメリカは、アクロン大学アメリカ心理学史資料館、ハーバード大学歴史的科学機器コレクション、クラーク大学、ジョンズ・ホプキンズ大学、ドイツはライプチヒ大学、ベルリン大学、ロストック大学、パッサオ大学、オランダは、フローニンゲン大学。スイスは、ロザンヌ大学、ブリブール大学、ベルン大学、チューリッヒ大学など。 2 主としてアメリカにおける大学の資料館での歴史的経緯を残す資料や記録、実験機器などの保管、管理システム、あるいは資料館自体の組織体制と果たしている機能は、今後わが国において同種の組織を設置するさいにきわめて参考となる。それどころか日本の心理学を立ち上げた先達たちの一次資料はすべてこうした資料館にきちんと保管されており、これらなくしては日本の心理学史の研究は成り立ちにくいことは明らかである。こうした組織をわが国にも設置すること、またその専門家の養成が急務であることを提言する。 3 1880年代に世界とほぼ同時に日本の心理学が立ち上がった。そのさいの指導者とそれを日本にもたらした先達は、アメリカのG.S.Hallであり、元良勇次郎以下、ホールのもとで直接・間接に学位を取得した人々である。しかし一方、「心理学」という学名の由来や語源など、なお未解決の問題が残る。この点は、西周の役割の再検討と、当時の教育制度(主に大学)の中の心理学の位置についての考察が不可欠である。そのための一次資料の国内での発掘が急務である。ここにも資料館の不可欠なことが明らかになる。 4 当研究成果は、各種学術誌、国際会議などの他、サイバー・スペース(仮想アーカイブス)上にて公開ずみ。
|