研究課題/領域番号 |
10410056
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
|
研究機関 | 津田塾大学 |
研究代表者 |
加納 弘勝 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (20214497)
|
研究分担者 |
三澤 健宏 津田塾大学, 学芸学部, 助教授 (20297112)
林 哲 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (20167068)
小倉 充夫 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (40055322)
|
研究期間 (年度) |
1998 – 2000
|
研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
|
配分額 *注記 |
5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
2000年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1999年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1998年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
|
キーワード | 暴動 / 反乱 / 内戦 / 強い社会 / 構造調整 / チアパス反乱 / 済州島 / ラィオット・デモ / ルサカ / 済州島4.3事件 / チアパス / エスニスティ / 国家・社会関係 / クルド / 映像データ / 民主化 / サパティスタ蜂起 / 民衆運動 / 地域間比較 / 食糧暴動 / 先住民武装組織 / モザンビーク内戦 |
研究概要 |
本研究は、3つの目的を有した。第1に、第三世界の国家・杜会関係に関する研究動向を探り、世界諸地域において「社会から国家に接近」する研究枠組みを整理することである。第2に、共同研究者が対象としてきた諸地域を取りあげ、特定の問題を扱うことで当該地域における社会・国家関係を分析することである。第3に、共同研究者は国際関係学科に属し広い意味での国際関係学に関わりながらも、それぞれが依拠する学問、国際社会学や国際関係学などのディシプリンに依拠しつつ類似した事象を分析することである。こうした目的に関わる研究を継続していく過程において「社会から国家に接近」する方法として「暴動」、「暴力」、「蜂起」や「住民衝突」の事象を分析した。 本報告1部は、暴動に関わる現象を中東地域において検討すると同時に、国家の社会統制が著しく低下した状況で4つの地域において発生し易い暴動を、発生、展開、その後の経緯に注目しつつ比較した。第2部世界諸地域における暴動と「暴力」-事例をもとには、アフリカ地域では、構造調整下における90年代ザンビアの暴動、2001年エチオピア暴動を取りあげた。ラテンアメリカ地域では、メキシコのザパティストの反乱とその後の反乱と社会層の関係に注目した。また、アジア地域では、韓国の済州島48年反乱を取り上げ、そのなかに今日的な問題を見出した。
|