研究課題/領域番号 |
10410060
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
小川 博司 関西大学, 社会学部, 教授 (80185511)
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研究分担者 |
石田 佐恵子 大阪市立大学, 文学部, 助教授 (70212884)
長谷 正人 早稲田大学, 文学部, 教授 (40208476)
川崎 賢一 駒澤大学, 文学部, 教授 (20142193)
河原 和枝 武庫川女子大学, 文学部, 助教授 (80243153)
遠藤 知巳 日本女子大学, 人間社会学部, 助教授 (20272453)
岡田 朋之 関西大学, 総合情報学部, 専任講師 (80268333)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2000年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | クイズ / カルチュラル・スタディズ / 知識 / 情報社会 / メディア / テレビ / ラジオ / メディア文化 / カルチェラル・スタディズ |
研究概要 |
近年、現代メディアを取り巻く文化は、世界的な広がりを見せ、急速に変化している。だが、日本においては、その文化の具体的なありようや展開、日常生活に及ぼす影響などは十分に明らかになってはいない。本研究は、「クイズ形式の文化とその歴史的な変化から見る現代生活の諸相」に焦点を当て、メディア社会における文化のありようを明らかにしようとしたものである。 本研究の目的は大きく分けて3つある。第1に、歴史社会学的観点からクイズ形式の文化が社会の中にどのように出現し、広がっていったかを明らかにすることである。第2に、歴史的な観点から描き出されたクイズ番組の変遷、クイズ文化の浸透に並行して、人々の日常生活における知識や情報のあり方の変化を明らかにすることである。第3に、アメリカ文化の強い影響を受けて導入されたクイズ形式の文化が、当初の輸入物の文化のありようを越えて、日本文化の一部として定着する際に、どのような形で加工され、「日本文化」化されたのか、明らかにすることである。 具体的な作業としては、ラジオ時代のクイズ番組、テレビ時代のクイズ番組のデータを収集しデータベース化するとともに、クイズ番組関係者からのヒヤリングを行った。それらと並行して、アメリカ合衆国における「クイズショー・スキャンダル」についての検討、日本のクイズ文化について専門家からのヒヤリングなど、クイズ文化の歴史をどのように見るかの検討を積み重ねた。ここから、「高度情報社会」と呼ばれる現代の日常生活における知識や情報のおかれた意味について明らかにする、さまざまな知見が得られた。
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