研究課題/領域番号 |
10410074
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 桜美林大学 |
研究代表者 |
寺崎 昌男 桜美林大学, 大学院・国際学研究科, 教授 (20062573)
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研究分担者 |
茂住 實男 拓殖大学, 外国語学部, 教授 (70119494)
竹中 暉雄 (竹中 暉生) 桃山学院大学, 文学部, 教授 (70064722)
榑松 かほる 桜美林大学, 資格・教職教育センター, 教授 (90112656)
井上 恵美子 フェリス女学院大学, 文学部, 助教授 (80259316)
船寄 俊雄 神戸大学, 発達科学部, 教授 (40181432)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
10,500千円 (直接経費: 10,500千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1999年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1998年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
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キーワード | 資格試験 / 中等教育史 / 教師教育 / 戦前の学問と教育 / 自己学習 / 教育学的教養 / 教職教養 / 自己学習課題 / 自己学習課程 |
研究概要 |
平成10年から平成13年度にわたる共同研究の最終成果として、『「文検」試験問題の研究-戦前中等教員に期待された専門・教職教養と学習-』(全540頁)にまとめ、2003年2月25日に刊行した。目次構成は以下の通りである。 【研究編】序章/第1章「文検」論史/第2章「英語」の試験問題とその分析/第3章「数学」の試験問題とその分析/第4章「歴史」の試験問題とその分析/第5章「家事及裁縫」の試験問題とその分析/第6章「公民」の試験問題とその分析/第7章教職教養の試験問題とその分析/第8章受験記にあらわれた文検受験者・合格者/結章 【資料編】1.試験問題例(英語・数学・歴史・家事・公民・国民道徳要領)2.試験委員略歴(英語・数学・歴史・家事・裁縫・公民)3.文検受験用参考書(手引き書・問題集)一覧4.文検出願者数・合格者数・合格率(1891〜1939年) 以上の成果によってこれまでの研究を超え、新たなる知見を学会に提供できた点を集約すると以下のように要約できる。 (1)限られた科目ではあるが、その試験問題の収集と分析により、中等教員に求められた各教科における専門学識を明らかにすることができた。 (2)文検受験者の合格体験を出来る限り収集し、その分析を通じて受験者たちの学習の状況、受験の動機、合格後の教職経歴、文検出身者が中等教員現場において占めた比重や役割を実証的に明らかにすることができた。 (3)試験検定による中等教員の教職教養、「教育ノ大意」と「国民道徳要領」の内容分析を通じて、求められた教師の教養の質と内容を明らかにすることがきた。 (4)文検が明治期以降、どのような論議が行われたかを整理・展望し、どのような経緯を経て教員検定国家試験が整備され、また姿を消したかを明らかにすることが出来た。
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