研究課題/領域番号 |
10410113
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文学一般(含文学論・比較文学)・西洋古典
|
研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
鵜月 裕典 (1999-2001) 立教大学, 文学部, 教授 (00203563)
一ノ瀬 和夫 (1998) 立教大学, 経済学部, 助教授 (00145707)
|
研究分担者 |
千石 英世 立教大学, 文学部, 教授 (70094274)
小林 憲二 立教大学, 文学部, 教授 (90092056)
阿部 珠理 立教大学, 社会学部, 教授 (50184213)
一ノ瀬 和夫 立教大学, 経済学部, 助教授 (00145707)
渡辺 信二 立教大学, 文学部, 教授 (00114025)
鵜月 裕典 立教大学, 文学部, 助教授 (00203563)
|
研究期間 (年度) |
1998 – 2000
|
研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
|
配分額 *注記 |
4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
|
キーワード | 多文化主義 / カルチュラル・スタディーズ / マイノリテイ / 人種 / エスニシティ / ジェンダー / 映像文化 / ハリウッド映画 / ポピュラー音楽研究 / マスメディア / オーディエンス / 民族性 / プロパガンダ映画 / アメリカ研究 / アジア系アメリカ人 / ポリティクス / マイノリティ / 黒人 / トランスナショナライゼーション |
研究概要 |
多文化主義の観点から、アメリカの文化表象に現れた諸問題を外観するとともに、具体的に議論、検証するという目的のもと、特にカルチュラル-スタディーズ、映像文化の領域に焦点を合わせ、研究会、セミナー、特別講義、シンポジウム等を通して当初の目的の達成につとめた。 取り組んだテーマには、主に、1)黒人運動と黒人監督による独立系(ドキュメンタリー)映画、2)ハリウッド映画におけるマイノリティ表象、3)トランスナショナライゼーションと文化の越境、4)文化表象の多文化主義的読解の有用性、5)太平洋戦争とプロパガンダ映画、6)アメリカ映画とオーディエンス、などがある。いずれも、近年の多文化主義、カルチュラル・スタディーズの動向を踏まえながら、アメリカの文化表象と政治・歴史・社会の関係性を、人種、エスニシティ、ジェンダーなど複合的な観点から検討・議論した。 研究会、セミナー、特別講義、シンポジウムを通しての研究の成果は、随時研究の母体となった立教大学研究所のウェブサイトに掲載・発表し、その後、主として同研究所紀要『立教アメリカン・スタディーズ』に報告・論文等の形で発表した。 立教大学アメリカ研究所において最も手薄であった映像部門の資料拡充に注力し、その結果日本国内ではなかなか見ることのできない貴重な映像資料を多数収集することができた。また、カルチュラル・スタディーズ、映画研究を中心にアメリカ文化表象関連の図書資料の収集・整理にも注力し、まだ可塑的な段階ではあるが同関係図書資料のデータベースの構築にも努めた。以上の収集・整理の作業に加え、映像・情報処理関連機器の導入を行い、収集した資料を、今後も重要な研究資源として有効に活用していくための基盤整備を行った。
|