研究課題/領域番号 |
10420010
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
刑事法学
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
後藤 昭 (2000-2001) 一橋大学, 大学院・法学研究科, 教授 (00143256)
村井 敏邦 (1998-1999) 一橋大学, 大学院・法学研究科, 教授 (70017581)
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研究分担者 |
三島 聡 大阪市立大学, 法学部, 助教授 (60281268)
石塚 伸一 龍谷大学, 法学部, 教授 (90201318)
村井 敏邦 龍谷大学, 法学部, 教授 (70017581)
葛野 尋之 立命館大学, 法学部, 教授 (90221928)
水谷 規男 愛知学院大学, 法学部, 教授 (20211584)
福井 厚 法政大学, 法学部, 教授 (60033180)
土井 政和 九州大学, 大学院・法学研究科, 教授 (30188841)
前田 朗 東京造形大学, 造形学部, 教授 (20231582)
佐々木 光明 三重短期大学, 助教授 (70300225)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
12,000千円 (直接経費: 12,000千円)
2001年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2000年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1998年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
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キーワード | 監獄 / 拘禁者 / 刑務所 / 受刑者 / 刑罰 / 自由刑 / 更生保護 / コミュニティ・プリズン / 更正保護 / 被拘禁者 / 少年院 / 行刑 / 刑事施設 / 処遇 |
研究概要 |
(1)全国の刑事施設および更生保護関連機関等に関する実態調査およびデータベース作成:統一的な調査を実施するため、「施設調査票」を作成し、全国的に施設参観を実施した。その他、元矯正施設職員、施設関係での訴訟を提起している当事者、弁護士等から、日本または海外の矯正施設の現状や新たな立法動向等についての聴き取りを行った。これらの調査から、刑事施設が現在抱えている最大の問題は過剰収容であり、それによって、施設運営も保安的観点が重視され、処遇面がおろそかにされるおそれがある等の状況が把握された。 日本の刑罰システムに関する総合的なデータベース作成については、国内外のインターネット上で提供されている情報を利用しやすい形態にまとめた。その他、海外については、NGOの発行した年次活動報告書、欧州人権裁判所の重要判例関する資料を収集した。日本については、近代監獄改革関連事項に関する年表を2001年度分まで完成させた。 (2)現行制度および運用に関する評価・分析、ならびに「対案の」提示:かつて本研究会が、拘禁二法案への対案として作成した『刑事拘禁法要綱案』(1996年)につき、改訂作業を行った(「改訂・刑事拘禁法要綱案」)。改訂に際しては、近年、日本においてもNGO活動が盛んとなりつつあることや、行政機関の情報公開に対する意識が高まっていること等、新しい社会の動向にも注目した。主な改訂のポイントは、施設内処遇に市民が協力するという形態を積極的に採用したこと、施設処遇に対する第三者機関としての市民の監視を充実させたことにある。刑事施設の抱える問題点に対する一つの回答でもあり、施設だけで処遇を担うのではなく、一般社会と連携しながら、また一般社会に対しアカウンタビリティを果たしながら施設を運営していくべきであるとの方向性を示したものである。 改訂作業に加え、改訂要綱案に基づく施設運営の実現可能性についても検討を行った。そのために、数名の被収容者を想定し、入所時から出所時までのシミュレーションを作成した。 (3)研究成果の公表およびシンポジウムの開催:以上の研究成果を広く公表するために、研究会のホームページを立ち挙げた。2002年3月9日には、法政大学において、「21世紀の刑事施設-グローバル・スタンダードと市民参加」と題するシンポジウムを開催した。
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