研究課題/領域番号 |
10430001
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済理論
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
田畑 伸一郎 北海道大学, スラブ研究センター, 教授 (10183071)
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研究分担者 |
田畑 理一 大阪市立大学, 経済学部, 教授 (60171873)
上垣 彰 西南学院大学, 経済学部, 教授 (70176577)
久保庭 真彰 一橋大学, 経済研究所, 教授 (70111698)
石川 健 島根大学, 法文学部, 助教授 (90252890)
中村 靖 横浜国立大学, 経済学部, 教授 (60189066)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
11,100千円 (直接経費: 11,100千円)
2000年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1999年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1998年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
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キーワード | ロシア経済統計 / ロシア地域経済 / ロシア地方財政 / ロシア市場経済化 |
研究概要 |
1 ロシアの地域別統計の問題点を明らかにした。とくに、地域のGDP、貿易、外貨流通、投資、財政、税収の統計について、詳しい検討を行い、それぞれの統計について多くの問題点を考慮に入れて、慎重に利用することが必要であることを明らかにした。 2 ロシアの中央と地方の財政関係について統計データの整理と分析を行った。さらに、この関係の問題点を検討し、1994年以降著しく改善されてきているとは言え、なお多くの問題点を抱えていることを明らかにした。 3 ロシアの地方財政についての分析を行い、その問題点を明らかにした。とくに、モスクワ市、サンクトペテルブルク市、ニジェゴロド州というロシアのなかで極めて重要な3地域の地方予算について、綿密な検討を行い、ロシアの地方財政の特徴と問題点を明らかにした。 4 地方経済のケース・スタディとして、ヴォロネジ州、ノヴォシビルスク州、オムスク州などを取り上げ、様々な観点から地方経済の問題点を検討した。とくに、生活水準、雇用関係のデータを分析し、地域間の資金循環の偏りを明らかにした。 5 ロシアの地域を様々な指標により、分類する試みを行った。とくに、地域GDPと財政指標を組み合わせたり、貿易、外貨流通など対外経済関係の指標を用いたりして類型化を行った。各地域における石油・ガス等の資源の存在が、類型化において決定的に重要な要因となることを明らかにした。 6 石油・ガス等の輸出をはじめとする各地域の国際経済関係が地域間の資金循環を規定するものであることを示し、財政・金融を通じた地域間の資金循環のメカニズムを明らかにした。
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