研究課題/領域番号 |
10430003
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済理論
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
藤原 正寛 東京大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (40114988)
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研究分担者 |
瀧澤 弘和 東洋大学, 経済学部, 講師 (80297720)
池田 信夫 独立行政法人経済産業研究所, 上席研究員 (00308561)
池尾 和人 慶応義塾大学, 経済学部, 教授 (00135930)
柳川 範之 東京大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (80255588)
堀 宣昭 九州大学, 大学院・経済学研究院, 助教授 (50304720)
川越 敏司 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 講師 (80272277)
石原 秀彦 専修大学, 経済学部, 講師 (20292857)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
10,200千円 (直接経費: 10,200千円)
2001年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2000年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1999年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1998年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
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キーワード | 情報化 / コーポレートガバナンス / モジュール化 / カプセル化 / オープン化 / デジタル化 / コーディネーション / 限定合理性 / 規範 / ガバナンス / ディジタル化 / バンドリング / 'fragile system' / 標準化 / アーキテクチャー / バザール方式 / O-ring theory / NGO / 標準化のコーディネーター |
研究概要 |
本研究ではインターネットに代表される情報化技術の進展が経済的取引のガバナンスにどのような影響を与えるのかを、近年発展してきた経済学的手法(情報の経済学、組織の経済学、メカニズム・デザイン論、ゲーム理論など)を用いて分析することを目的としている。 全研究期間を通じ研究会を開催することで、情報技術の進展と拡大がどのような経路をたどって、どのような形で経済活動や経済組織に影響を与えるかについて以下のいくつかの論点に分類して分析することができた。 1.情報化革命とコーポレートガバナンス--情報化技術が進展することによって、情報量の爆発、経済のスピード化、グローバル化などの現象が発生し、それによって従来とはことなるガバナンス構造を持つ経済組織が活動できるようになった。 2.アーキテクチャーとモジュール化--公開されたアーキテクチャーに基づいてインターフェイスを標準化することで、各分業をモジュール化することが可能になる。それによって、分業間の取引に市場原理が導入され、より分権的な分業が可能になる。 3.モジュール化とオープン化--モジュール化はバンドリングやカプセル化の総称、オープン化はインターフェイスの共通化の動きを表す。カプセル化はアーキテクチャーを所与としたときに内生的に説明できることが示された。 4.ディジタル化--財・サービスのディジタル化が進むことで、複製を作ることが容易になり、財・サービスを提供する初期費用が回収できないために、事前のインセンティブと事後の効率化が矛盾してしまっている。 5.コーディネーションの電子化--情報技術の進歩はプログラムによるコーディネーションを可能にさせた。
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