研究課題/領域番号 |
10430015
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策(含経済事情)
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研究機関 | 摂南大学 |
研究代表者 |
瀬尾 芙巳子 摂南大学, 経営情報学部, 教授 (50027570)
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研究分担者 |
矢野 均 名古屋市立大学, 人文社会学部, 助教授 (00166563)
西ざき 一郎 (西崎 一郎) 広島大学, 工学部, 助教授 (80231504)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
8,900千円 (直接経費: 8,900千円)
1999年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1998年度: 5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
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キーワード | ファジイ効用理論 / 意思決定 / 集団的決定 / 不確実性 / ファジイ数理計画 / ファジイ・ゲーム / 可能性的効用 / 交渉分析 / 多属性効用関数 / 意思決定支援システム / あいまいさ / 意思決定分析 / ゲーム理論 / 生産計画 / 非線型計画問題 |
研究概要 |
本研究の目的は、現代の高度情報社会においてますます複雑化する意思決定問題に直面する決定者が、「決定の迷路」に迷い込むことを避けるために、適切な指針によって誘導されるための意志決定支援の方法論を開発することを企図する。特にわれわれの研究の特色は、意思決定における不確実性ないしあいまいさを考慮することである。 具体的な研究実施計画は、以下の内容と方法により進められた。 1.確率的な多属性効用関数の構築のための意思決定支援システムに関する基礎研究 本研究では、(1)ファジイ効用理論に関して、ファジイ集合論を基礎とする可能性的な接近方法について研究した。さらに今回の研究では、可能性的効用モデルを研究し、情報の不完全性を考慮に入れた多重リスク評価のために用いる方法を考察した。(2)集団意志決定分析に関しては、ゲーム理論とは異なった接近方法である交渉分析について、特に経済理論に基礎を置きつつ、建設的な葛藤解決のための交渉領域の拡張と不確実性の導入をを考察した。 2.あいまい環境下の集団的決定問題を処理するためのゲーム理論的接近に関する解のファジイ数理計画法による探索。本研究では、あいまいさを考慮したファジイ・ゲーム理論のモデリングによって、さまざまなタイプの対話型数理計画問題として集団的決定問題を取り扱う方法を研究した。またこれらを2―レベルの対話型の決定過程において処理する方法を考察した。 3.確率的な多属性効用分析のためのコンピュータ支援システムの開発 本研究では、(1)われわれの手によってこれまでに開発されてきたコンピュータ・プログラムを総括的に総点検し、若干の改訂を行うとともに、(2)さらに進んで、よりすぐれた機能を持つ不確実性下の多属性意思決定分析を対話的に支援するためのコンピュータ・プログラム、Multiattribute Interactive Decision Analysis Support Systems.(MIDASS)の開発を行った。
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