研究課題/領域番号 |
10430018
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済史
|
研究機関 | 東北学院大学 |
研究代表者 |
岩本 由輝 東北学院大学, 経済学部, 教授 (40006838)
|
研究分担者 |
中村 勝 名古屋学院大学, 商学部, 教授 (30105415)
藤田 貞一郎 同志社大学, 商学部, 教授 (80066216)
仁昌寺 正一 東北学院大学, 経済学部, 教授 (40128963)
原田 政美 福井県立大学, 経済学部, 教授 (50244520)
田村 安興 高知大学, 人文学部, 教授 (60163698)
|
研究期間 (年度) |
1998 – 2000
|
研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
|
配分額 *注記 |
7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
2000年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1999年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1998年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
|
キーワード | 市場 / 公設小売市場 / 生鮮食料品の配給 / 市場政策 / 小売販売 / 消費財 / 都市問題 / 卸売市場 / 公設市場 / 市場史 / 小売商業史 / 食料品流通 / 魚市場 / 中央卸売市場 / 近代小売商業の発展 / 流通機構の近代化 / 現金・正札売り / 産業革命 / 労働力の再生産 / 都市化の進展 / 食料流通 / 市場価格 |
研究概要 |
わが国における公設小売市場の形成と展開に関する研究において、われわれは、今日存在している公設小売市場の設置の時期について、(1)第1次世界大戦中の物価高騰時、(2)第2次世界大戦終了時の闇市の発生期、(3)1967年の農林省も食料品公設小売市場設置事業が打ち出された時の三つであると考えた。そして、各時期の公設小売市場の特徴を総合的に把握するとともに、海外の事例との比較も含めて多角的に考察することとした。 その結果、平成12年度においては、次の三つの成果を得ることができた。 第1に、公設小売市場に関する新たな視点を提示する成果をあげた。 第2に、国内諸地域の公設小売市場の形成と展開に関して、現時点でなければ確保できない資料の収集を含めた詳細な研究成果をあげた。 第3に、台湾、タイ、中国、イギリスなど海外の公設小売市場の歴史や現状に関する事例研究も提示することができた。 そして、このような研究成果を、前年度までの研究成果と合わせて、研究成果報告書を作成した。 この研究成果は、これまであまり活発に行われておこなかったわが国の生鮮食料品の流通の歴史に関する研究に大きな貢献をするものと確信するものである。
|