研究課題/領域番号 |
10440061
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
坪井 昌人 茨城大学, 理学部, 助教授 (10202186)
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研究分担者 |
横沢 正芳 茨城大学, 理学部, 教授 (30158357)
松尾 宏 国立天文台, 研究開発センター, 助教授 (90192749)
春日 隆 法政大学, 工学部, 教授 (70126027)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
11,200千円 (直接経費: 11,200千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 10,600千円 (直接経費: 10,600千円)
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キーワード | ハッブル定数 / 超伝導受信機 / 電波望遠鏡 / 銀河団 / X線天文学 / 銀河間物質 / Sunyaev-Zel'dovich効果 / 宇宙論的観測 / ミリ波受信機 |
研究概要 |
この研究の目的は比較的近距離にある銀河団のスニヤエフ・ゼルドヴィッチ(SZ)効果を観測し、光学観測の方法とは独立にハッブル定数を求めることである。この研究ではマルチビーム受信機で感度を上げて2次元観測し、ハッブル定数測定の精度を上げる。 1)野辺山45m境内の受信機の性能向上:我々は40GHz帯2×3ビーム超伝導受信機を搭載しているが、望遠鏡のシステム雑音温度(160K)より理論的に求められた予想感度を望遠鏡上で連続波観測感度(10mK/sec)として達成した。 2)野辺山45m電波望遠鏡での観測:野辺山45m鏡で98年冬と99年冬にCL0016+16銀河団のスニヤエフゼルドビッチ効果を43GHzでマッピング観測した。ΔT_0=-0.51±0.15mKの測定値を得た。加えてSZ効果の動径分布を求めることに成功した。このCL0016+16の測定値は現在までの予備的結果であるが100km/s/Mpcとかなり大きな値になった。しかし、これとA2218の以前の我々の観測結果を総合し求めたハッブル定数は60km/s/Mpcであった。これはいままでの光学観測による観測値を支持するものである。 3)SIS+HEMTミキサによる高性能化:システムをさらに高感度にするためには、超伝導受信機の広帯域化することが必要である。超伝導素子と初段増幅器をミキサーマウント内で直接結合する手法で追及した。この結合実験は成功し、超伝導受信機レベルでは受信機を動作させることができた。しかし、インピーダンス不整合が残り周波数特性が良くない点が未解決な問題として残っている。
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