研究課題/領域番号 |
10440138
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
超高層物理学
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
平原 聖文 立教大学, 理学部, 助教授 (50242102)
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研究分担者 |
阿部 琢美 宇宙科学研究所, 惑星大気系, 助教授 (40255229)
三宅 瓦 独立行政法人, 通信総合研究所, 主任研究官
渡部 重十 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (90271577)
向井 利典 宇宙科学研究所, 太陽系プラズマ系, 教授 (60013695)
笠原 禎也 京都大学, 大学院・工学研究科, 助手 (50243051)
三宅 亙 郵政省通信総合研究所, 宇宙科学部, 主任研究官
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
2000年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1999年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1998年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 電離圈起源イオン / イオン加熱・加速 / ポーラーウインド / イオンコニックス / プラズマ波動 / イオン流出 / 電離圏起源イオン |
研究概要 |
本研究は平成10〜12年度の3年間を研究期間として実施され、15編以上の論文が国内外の様々な専門誌、並びにScience誌等の読者層の広い雑誌にも掲載されており、目的とした研究課題の完成度は極めて高いと言える。特に最終年では、本研究で主眼をおいた「多種・多様な観測手法・データから電離圏起源イオンの様々な振る舞いに迫る」という基本方針をそれぞれの研究分担者が常に意識しつつ、更に各々が得意とする観測手法・解析手段を機軸に幅広く展開した結果、これまでは画一的だったデータの取り扱いや解釈に新しい息吹を吹き込む事が出来た。その反面、本研究を提案する時点では大いに期待していた衛星データが、衛星や観測機器の問題等で十二分には利用出来なかった側面もあり、衛星計画固有のやむを得ない事態とは言え、それを補う十分な方策を考案出来なかったという問題が残った。しかし、レーダーや衛星による観測は今後益々その重要性を増し、全世界的規模で計画が提案され設備整備が進んでいる。この為、今後利用出来るデータ量もこれまで以上の割合で増加しつつあり、電離圏起源イオンに関する研究は大きく発展すると思われる。これまでは現象一つ一つについて丹念に調査しその特徴を抽出する研究が主であったが、本研究では、電離圈起源イオンに関わる現象を統括的・定量的・統計的に取り扱い、この研究課題に関連する研究の将来の方向性を示して来たと言えよう。詳しい研究成果に関しては研究成果報告書にまとめるが、これらは全て査読付きの雑誌に掲載されたものであり、特に重要であるという論文を抜粋した。
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