研究課題/領域番号 |
10440174
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理化学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
大山 浩 大阪大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (60192522)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1999年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
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キーワード | 速度選別立体オパシティ関数 / ペニングイオン化 / Feoh back共鳴 / Feshbach共鳴 / 立体オパシティ関数 / 速度依存性 |
研究概要 |
短パルス放電励起で生成した準安定希ガス原子線を用いた飛行時間法と六極電場法による配向分子線を組み合わせることで、ペニングイオン化過程に関する速度選別立体オパシティ関数を決定することに成功した。低エネルギー領域での立体オパシティ関数は関与する分子軌道の空間分布と良い相関を示した。これによりペニングイオン化過程が電子交換により引き起こされることを始めて実験的に検証した。また衝突エネルギーが高くなるにつれて、立体オパシティ関数は、顕著な振動構造を示した。各配向角における反応断面積の衝突エネルギー依存性は、理論的に求められた分子間ポテンシャルの形状と一致していないことが分かった。これは、ペニングイオン化過程と競争する中性解離への反応分岐の立体異方性と衝突エネルギー依存性に起因していると考えられる。その反応機構として、ペニングイオン化により放出された低速電子によるイオンコアの振動励起と電子補足を伴うFeshbach共鳴の存在を提唱した。
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