配分額 *注記 |
7,400千円 (直接経費: 7,400千円)
2000年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1999年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1998年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
|
研究概要 |
本研究は,電流形GTOマルチレベル・インバータでは,サイリスタで構成した順変換部,順変換回路のサイリスタをPWM制御させるGTOとキャパシタから構成したエネルギーリバウンド回路およびPWM制御電流レベル2重化GTOインバータ部で構成されるインバータ装置を製作し,その制御方法を確立している。さらに,GTOインバータ部を3重化したインバータのシミュレーション実験を行い2重化GTOインバータの制御方式の原理が適用可能であることなどを明らかにした。次に,実用性・高性能化および小型軽量化などの観点から電圧形マルチレベル・インバータの研究を進め,電圧形順変換器と逆変換器を組み合わせる電圧5レベル順変換・逆変換装置のシステムを開発提案した。本システムを実現するため順変換器と逆変換器の中間にある3直流分圧点電位がそれぞれ原理的に不安定である課題を解決した。本装置は,5レベル順変換器と5レベル逆変換器を直流側で接続し,ヒステリシスコンパレータ(MHC)を用いたPWM制御手法を考案開発して入・出力電流の瞬時値制御を行うものである。さらに本装置の主回路を構成する各素子の電流責務を解析し,実用化が充分可能であることを明らかにできた。
|