配分額 *注記 |
10,900千円 (直接経費: 10,900千円)
2000年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1999年度: 5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
1998年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
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研究概要 |
1.本研究の目的は,画像,音声,テキストからなるマルチメディア情報をリアルタイムに伝送するための情報の圧縮および伸長を行うLSIを開発し,システム全体を集積化した少数の低電力LSIからなるマルチメディア情報送受信システムの試作を行うことである. 本研究の成果は大きく下記の二つがあげられる. ベクトル量子化をベースとした低ビットレート動画像圧縮アルゴリズムFRMSHVQ FRMSHVQは,低ビットレートを対象とした動画像圧縮アルゴリズムである.MPEGで採用されているではなく,ベクトル量子化を用いることで,伸長時の処理量を大幅に削減することができる.29.2kbpsおいて,QCIFサイズの動画像を毎秒10枚送信することができる. FRMSHVQ用低消費電力DSP:VP-DSP VP-DSPは,レジスタの一部を160ビット幅として,16並列のSIMD型並列処理を行えるようにしたものである.これにより,上記のFRMSHVQを高速かつ低消費電力に行うことが可能となった.リアルタイム処理に必要な25MHzの周波数では49mWの消費電力となった.
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