配分額 *注記 |
11,100千円 (直接経費: 11,100千円)
2000年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1999年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
1998年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
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研究概要 |
本研究の目的は,様々な無線アクセス技術のもとでモバイルアプリケーションを透過的に動作させるためのネットワーキングプラットフォームを確立することである. 無線インターネットワーキング技術の開発と実装 無線インターネットワーキング技術として,無線リンクにおける公平なスケジューリング手法の開発と実装を行った.具体的には無線LANにおける公平なチャネル割り当て手法や無線リンクにおける最低帯域保証型スケジューラなどの検討を行いつつ,Linuxを用いた実装により本手法の有効性を示した. また,身のまわりのオブジェクトが全てネットワーク化されるような環境(高密度ネットワーク)の実現を目指してノードの多様性を考慮し,リンク状態適応型のルーティングプロトコルや多対一通信のための通信プロトコルを開発し,ns-2をはじめとするシミュレータにより実装した. アプリケーションサポートサービスの開発とテストベッドネットワークの構築 将来出現するであろう超高速不連続型の無線リンクにおいて,移動ノードに高スループットの通信を提供するために,オンディマンド型データプリフェッチシステムを開発した.さらに,PHSと無線LANを利用したテストベッドネットワークを構築して本手法の評価を行った.また,アクセスリンク等の帯域専有型ネットワークにおいてTCPと下位互換性を保ちつつ,スループットを向上する手法を開発し,本テストベッドネットワークに実装して評価した.
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