研究課題/領域番号 |
10450146
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報通信工学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
相田 仁 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (00175712)
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研究分担者 |
富山 忠宏 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (80010932)
齊藤 忠夫 (齋藤 忠夫) 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (30010789)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2000年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1999年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 多眼立体動画像 / 画像符号化 / MPEG2 / サブチャンネル符号化 / メディアスケーリング / デジタル放送 / 多眼立体画像 / 箱庭効果 / 書き割り効果 / 多眼動画像 |
研究概要 |
動画像の符号化方法として標準的な手法であるMPEG2では、ヘッダ等に費やされる情報量のために、空間解像度や時間解像度を小さくしない限り、量子化パラメータを調整しただけでは、大幅な情報量削減は困難である。ここで、人間が立体動画像を見る場合、片目に解像度の高い画像が得られていれば、他方の目に映る画像は多少解像度が悪くとも、目の特性として、劣化がほとんど知覚されないことが知られている。これを利用すれば、多数の視点から撮影した画像を、人の目に劣化を感じさせることなく、少ない帯域に圧縮して伝送することが可能であると考えられる。 そこで、本研究では、多眼立体動画像のうち1眼のみを従来のMPEG2で符号化し、残りの眼については、基準となる眼との間で視差補償予測を行うとともに、残差画像の空間解像度、時間解像度を低下させることで、基準眼以外については、従来のMPEG2の10分の1程度の符号量で伝送することのできる方式(修正サイマルキャスト法)を提案した。 衛星や地上波を用いたデジタル放送のサービスが始まろうとしているが、本方式を用いれば、従来の放送1チャンネル分の帯域で、ステレオ画像を放送すること等も可能である。
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