研究課題/領域番号 |
10450148
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報通信工学
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研究機関 | 名城大学 (2000) 名古屋大学 (1998-1999) |
研究代表者 |
小川 明 名城大学, 理工学部, 教授 (20204068)
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研究分担者 |
岡田 啓 名古屋大学, 情報メディア教育センター, 助手 (50324463)
山里 敬也 名古屋大学, 情報メディア教育センター, 助教授 (20252265)
片山 正昭 名古屋大学, 工学研究科, 助教授 (60185816)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1998年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
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キーワード | CDMA ALOHA方式 / アクセス制御 / マルチメディア / 移動体通信 / スループット / 準同期符号系列 / 干渉除去 / マルチメディアサービス / アクセス制御方式 / スループット解析 / CDMA ALOHA / マルチパス フェージング / 遠近問題 |
研究概要 |
本研究では、簡便で高効率なマルチメディア移動体通信に有望なCDMA ALOHA方式について、実際に遭遇する環境下で高効率性を維持できるアクセス制御方式について検討した。 セルラ環境で特性を評価できるモデル化を行って、フェージングや遠近問題の存在下でも高効率を維持できるアクセス制御の方策を検討した。その結果として、RAKE受信と簡単な送信電力制御を併用し、基地局からの距離に応じたアクセス制御を行うことによって高効率を維持できることを示した。 マルチメディアCDMAシステムにおいて、要求品質の異なる音声信号とデータ信号が混在する環境での効率性評価手法を得て、通話している音声ユーザ数と送信中のデータパケット数を合わせた総同時送信局数を制御する閾値とデータパケット数を制御する閾値を設けるアクセス制御方式を提案した。また、データパケットのランダムアクセス性を利用し、音声信号に対する特性を劣化させることなく、データパケットのスループットを増加させる方式を提案した。 CDMA方式で最大の問題点である他局間干渉を減らすための方策として、CDMA SlottedALOHA方式に準同期アクセス方式を適用することを提案し、生成が簡単な2値準同期拡散符号系列を見出して、その効果を明かにした。 CDMA方式で他局間干渉を減らすためのもうひとつの方策として、干渉除去技術があるが、同期CDMA方式についてDecorrelating Detectorを用いた場合の拡散符号の持つ相互相関特性と雑音強調の関係を解析した。またCDMA Unslotted ALOHA方式にMMSE基準に基づく干渉除去を適用したシステムを提案した。
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