研究課題/領域番号 |
10460126
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎獣医学・基礎畜産学
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研究機関 | 帯広畜産大学 (2000-2001) 北海道大学 (1998-1999) |
研究代表者 |
杉本 千尋 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 教授 (90231373)
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研究分担者 |
五十嵐 郁男 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 教授 (80159582)
藤崎 幸蔵 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 教授 (00292095)
長澤 秀行 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 教授 (60172524)
井上 昇 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 講師 (10271751)
大橋 和彦 北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 助手 (90250498)
小沼 操 北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 教授 (70109510)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
13,000千円 (直接経費: 13,000千円)
2000年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1999年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
1998年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
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キーワード | タイレリア / 持続感染 / 変性ゲル電気泳動 / ダニ / 唾液腺 / 抗原変異 / 変成ゲル電気泳動法 / 変異解析 / rRNA遺伝子 / 系統進化 / EST / ゲノム解析 / 遺伝子多型 / DGGE / Theileria / ピロプラズマ / 原虫 / 分子進化 / リボソームRNA |
研究概要 |
牛小型ピロブラズマ原虫(Theileria orientalis)感染においては、ピロプラズマ主要表面蛋白質(MPSP)の遺伝子型を異にする多種類の原虫集団が持続感染経過で交互に出現する現象が観察される。個体レベルでの混合感染あるいは単独感染における原虫集団動態の解析は、病態解析や疾病制御上極めて重要な情報を提供する。本研究では効率的に原虫集団解析を行う技術を開発することにより、原虫の免疫回避現象や持続感染機序を解明し、個体内に存在する原虫相の解析を行うことを目的に本計画を実施した。 MPSPの遺伝子型を効率的に区別できる変性ゲル電気泳動法について各種条件について検討を行い、C型原虫亜集団の解析が可能な系を確立した。さらに複数種の混在が予想される感染材料(牛あるいはスイギュウ)について、リボソーマルRNA遺伝子を標的とするPCRにより、感染血液中に存在するタイレリア原虫種の同定し、T.buffeliなど4種の混在状態を確認した。また、T.parva感染リンパ球に由来するcDNAライブラリーを解析し、461クローンの部分塩基解析を行い、いくつかの遺伝子について染色体上にマッピングすることに成功した。 また、ダニ/宿主/原虫の3者が接触する場面であるダニ唾液(腺)に焦点を当て研究を行った。唾液腺に存在する分子の性状を免疫・蛋白質化学あるいは分子生物学的に分析し、数種類の唾液腺分子(セメント蛋白質、蛋白分解酵素ならびにその阻害因子など)についてその性状を明らかにすることができた。これらの中には宿主の特異、非特異的生体防御系と反応し、原虫感染を助長すると考えられる因子が存在した。
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