研究課題/領域番号 |
10460135
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎獣医学・基礎畜産学
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
長谷川 喜久 北里大学, 獣医畜産学部, 教授 (40092001)
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研究分担者 |
斑目 広郎 麻布大学, 獣医学部, 助教授 (20173768)
吉田 真太郎 北里大学, 獣医畜産学部, 講師 (40286365)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
2000年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1999年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1998年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | インヒビン / アクチビン / フォリスタチン / ウマのインヒビン / インヒビン結合蛋白質 / アクチビン結合蛋白質 / フォリスタチン関連遺伝子 / 卵胞発育 / 視床下部 / 下垂体 / 性腺 / 精製 / 測定法 |
研究概要 |
1.ウシの卵胞液中からインヒビンAとアクチビンA、AB、Bを精製し、さらにブタ卵胞液からインヒビンBとフォリスタチン288、303、315を精製した。これらのホルモンは現在世界的に見ても殆ど存在せず内外の標準品となる。 2.臨床的あるいは基礎研究上最も重要なヒト及びラットのインヒビンを世界で初めて精製した。さらに、ウマのインヒビンの精製にも成功した。 3.ウシのフォリスタチンはヘパリン親和性の異なる2種類があり、低親和性のFSのN端が欠損していることが明らかにされた。しかしながら、生物活性にさは見られなかった。ブタFSは288と303の活性が強く315型は殆ど活性が見られなかった。 4.培養下垂体細胞からのFSH分泌促進活性はアクチビンA、AB、Bの順に強く、アクチビンAはin vivoで下垂体のLHRHに対する反応性を著しく亢進した。 5.ビオチン標識インヒビンとアクチビンを用いて、新しい結合蛋白質(BP)を発見した。特に、インヒビンのBPは初めての発見であり、43kDa.と90kDa.のBPを精製しそのアミノ酸配列を決定した。今後これらの蛋白質の機能が注目される。 6.マウスのフォリスタチン関連遺伝子を発見し、それらの発現蛋白質を生産し、アクチビン・BMPとの結合能を明らかにした。
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