研究課題/領域番号 |
10470043
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態医化学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
秋山 伸一 鹿児島大学, 医学部・腫瘍研究施設, 教授 (60117413)
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研究分担者 |
谷 綾子 鹿児島大学, 医学部・腫瘍研究施設, 助手 (70284867)
住澤 知之 鹿児島大学, 医学部・腫瘍研究施設, 助手 (90206582)
古川 龍彦 鹿児島大学, 医学部・腫瘍研究施設, 助手 (40219100)
小松 正治 鹿児島大学, 医学部・腫瘍研究施設, 講師 研究機関研究員
KOMATSU M Kagoshima University, Faculty of Medicine, Instructor
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
12,500千円 (直接経費: 12,500千円)
1999年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
1998年度: 8,100千円 (直接経費: 8,100千円)
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キーワード | チミジンホスホリラーゼ / ノックアウトマウス / 血管新生 / 低酸素 / アトポーシス / デオキシリボース / PD-ECGF / チトクロームC / PDーECGF / チミジン / 2-depxy-D-ribose / アポトーシス / TPI |
研究概要 |
1、チミジンホスホリラーゼ(TP)の生理機能を調べるために、TP遺伝子のノックアウトマウスを作成し、病態を解析しようとしているが、現在ジャームラインキメラマウスを作成した段階である。今後、ジャームラインキメラマウスを交配してノックアウトマウスを作成し、病態を調べることによりTPの生理機能を解析する予定である。 2、TPのアポトーシスへの関与を調べた。TPは血管新生以外に低酸素で誘導されるアポトーシスに対して細胞に耐性を賦与することが判明した。TPによるチミジン分解産物中2-deoxy-D-riboseが血管新生活性を有し、低酸素で誘導されるアポトーシスに耐性を賦与した。2-deoxy-L-ribosは、2-deoxy-D-rioseによるこの耐性賦与を阻害した。低酸素下でHIF-1αの発現が増加し、Bcl-2、BcL-XLの発現レベルが低下するが、2-deoxy-D-ribosはそれらの反応を抑制した。 3、TPの腫瘍増殖、浸潤、転移への関与を調べた。TPcDNAをトランスフェクトしTPを高発現したKB/TP細胞は、TPを発現していないKB/CV細胞に比べ、浸潤能、走化性が亢進していた。両細胞をヌードマウスに移植したとき、KB/TP細胞の血管新生、増殖能、転移能は、KB/CV細胞に比べ高く、アポトーシス細胞比率は低かった。TPの阻害剤であるTPIは、TPによるこれらの働きを抑制することにより腫瘍の増殖、転移を抑制していることが示唆された。
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