研究課題/領域番号 |
10470053
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験病理学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
上出 利光 北海道大学, 遺伝子病制御研究所, 教授 (00160185)
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研究分担者 |
土佐 紀子 北海道大学, 免疫科学研究所, 助手 (20312415)
岩田 誠 三菱化学, 生命科学研究所, 主任
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
11,700千円 (直接経費: 11,700千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1999年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
1998年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
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キーワード | ステロイド / アポトーシス / 胸腺細胞 / 遺伝子導入マウス / アネキシンV / 分化 |
研究概要 |
1.正常マウスの胸腺細胞および末梢リンパ球では発現していないが、デキサメサゾン(DEX)で刺激すると30分以内に主にCD4+CD8+胸腺細胞に発現する遺伝子としてDIG-1遺伝子を同定した。 2.DIG-1遺伝子は7回膜貫通型蛋白をコードしており、G蛋白結合受容体に属する分子である。 3.DIG-1遺伝子をlckプロモーターの支配下においた遺伝子導入マウス(以下DIG-1 TG)の3系統を樹立した。 4.DIG-1 mRNAの発現が高いB系統、中等度のC系統、低いE系統である。対照群に比して、BとC系統のTGでは、胸腺重量が有意に低下していた。B、C、Eの全ての系統において100μgのDEX腹腔内投与により、対照群に比し有意な胸腺細胞の重量低下とアポトーシス細胞の増加を認めた。アポトーシスを示す細胞は主に胸腺皮質に存在し、CD4+CD8+胸腺細胞であった。胸腺に比べて少数ではあるがTGではDEX投与後脾臓でもアポトーシスを示す細胞が増加した。 5.アポトーシス関連分子であるBcl-2とBAX蛋白の発現をDEX投与前後で検討したが、DEX投与前後で有意な変化はなく、対照群と比較しても有意差は認めなかった。
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